2015年10月20日放送

「ガラス」と、「光」が織り成す無限の世界…

万華鏡作家 中里保子(なかざと やすこ)さん。

その万華鏡は見た時から物語が始まり…
ひとたび覗けば、幻想的な世界に引き込まれる。
中里さんの作品が世界から評価される所以(ゆえん)です。

「やはり皆さん、こういう万華鏡があるっていうのを知らない方がとても多くって、“わあ、万華鏡って、こうだったんですか?”とか“万華鏡の概念が変わりました”って言ってくださって…」

元々は、デザイナーだった中里さん。
趣味のステンドグラス教室で万華鏡と出会い、すぐに心を奪われました。

「もうクルクル回す千代紙の万華鏡を遥か超えて、私の知っている万華鏡の世界ではなかった。魅力を感じたなんてもんじゃないんですよね。もうカルチャーショックみたいな。」

デザイナーとしての感性を活かし産み出した作品は
世界大会で4度優勝

「万華鏡は、途中で“「あ、」って失敗しちゃった”ってとか思う時もあるんですけどそれを生かしたデザインにすると逆にそれでなんか生き生きした作品になっちゃたりとか、とってもそこらへんが面白い」

毎日が発見に満ちた中里さんが、大切に思う言葉、それは…

『全ての日がそれぞれの贈り物を持っている』

古代ローマの詩人、マルティアリスの言葉です

「もう万華鏡大好きだし、どんなものになるかが、自分自身も楽しみで仕方がない。」