2016年4月12日放送

降り注ぐのは植物への愛。

如雨露(じょうろ)職人 根岸洋一(ねぎし よういち)さん

「盆栽にとって良いのは雨なので、雨に近づけるように作る」

根岸さんが作る如雨露(じょうろ)は、常に1000台を超える予約待ち。
段々細く伸びる竿に直径0.2ミリ、200箇所の穴。

この工夫で傾ける角度に関係なく、一定に優しい水を注げることから
枝や、苔などを傷めにくいと評判になりました。

その全ては手作り。

「植物に合わせて、その人に合わせてという如雨露(じょうろ)を目指している。常に人の意見を聞いて「こういう風に使いたい」とか手作りなのでいくらでも対応できる。」

その繊細なモノ作りの精神は、
海外からも熱い視線が注がれています。

「イギリスにも送ったり「他の如雨露(じょうろ)と比べて全然違う」とイタリアのお客さんから言われた」

幼い頃から父と如雨露(じょうろ)を作ってきた根岸さんを支える言葉、それは…

「成功するのに最も確実な方法は、常にもう一回だけ試してみることだ」

(発明家:トーマス・エジソンの言葉)

「新しいものを生み出して、お客さんを驚かせたい世界の方にも納得できるような如雨露(じょうろ)で世界一になりたい」

今日も技術を、注ぎ続けます。