2017年1月3日放送

初春、富士の絶景を…手のひらサイズのガラスに閉じ込める。
ガラスアーティスト ノグチミエコさん。

ガラスの中の絶景は、まず溶かしたガラスで描きたいモノを作り…
幾度も熱を加え形ができると、
さらに透明のガラスをかぶせるように乗せ冷やします。

「思ったものが形になるすごい楽しい作業だなと思います。この富士山もヘリコプターで富士山を見ているような。色んな方向から楽しいんで頂くのが私の作品の特徴かなと思います。」

製作中に生まれる偶然も、作品の大きな魅力の一つです。
「信じられない発色だったりとか、これも泡を入れてますけど泡がロープのようにつながってるんですよ。どうしてこんな風になったのか、自分でもわからないっていう現象を次にコントロール出来るように実験し始めるわけです」
そんなノグチさんが大事にしている言葉、それは、

「この世で最も美しいものとは 神秘的なものだ」

アインシュタインの言葉です。

「透明なものって神秘的に見えるのは普遍の真理なのかなって思いますし、そのガラスを使って、手のひらに見たことのないような風景を作りたいと思っています。」