2017年2月14日放送

チョコを溶かすほどの、熱い情熱。
ショコラティエ 足立晃一さん。

静岡県長泉町。
ここで、日本では難しいと言われるチョコ作りに挑んでいます
『温泉熱を使って、国産カカオを栽培して、ショコラ(チョコレート)を作ろうという』
高温多湿を好む熱帯植物のカカオ。

足立さんは、地元・伊豆で湧き出る温泉の熱を利用し栽培する計画を立案。
現在は、その手始めとして店の2階で光と空調を管理しながら、
栽培を行っています。
『カカオの苗木も普通に買えるわけではなかったので、熱帯植物園に実を頂いて種を植えた。
まず他の農作物と違って何をすれば良いのかもわからないし、冬を越せなかったり、
枯れてしまったり。毎日観察しながら、様子見ながら。』

手探りで始めて3年。いまだ実りのない毎日に、こんな声も…
『“いちいち国産をやらなくたって、輸入して作れば効率がいいのに”とはよく言われました。でも、自分のやりたいことはちゃんとやって、成果を出そうと』

信念を貫く足立さんが共感する言葉、それは…

『自分自身を信じてみるだけでいい。きっと生きる道が見えてくる』

ドイツの詩人・ゲーテの言葉です。

実りに備え、植物園からもらったカカオで純国産チョコも作りました
『楽しかったです!カカオがいっぱい作れるようになれば、もっともっと良いものができるし、試行錯誤して、それをやってみたいです。』