2017年9月26日放送

自然薯栽培 政田 健太郎(まさだ けんたろう)さん

滋味深く、まもなく旬を迎える自然薯。
山口県柳井市。この山間の地で日本初、自然薯の人工栽培法が生まれました。

祖父が初めて取り組みました。栽培が困難と聞いて。
祖父は困難と言われるとやってみたくなる、
それが取り組んだのがきっかけのようです

山に入り、見つけるのさえ難しかった自然薯を
手軽に食べられるようにしたのです。
13年前、おじいさんから栽培方法や研究を受け継ぎました。
この道具は自然薯を真っすぐ折らずに育てるためのもの。

工夫を凝らして一年間管理するわけですが
掘ってみないと分からない

研究を重ね、政田さんならではの工夫も。

葉っぱには太陽光があった方が良い、地表面は地温が低い方が良い
この矛盾している環境を畑に作ってやるのが難しい

そこで日光を反射するシートで地面を覆い、
毎年1メートル以上の自然薯が収穫できるようになりました。

工夫を続ける政田さんが胸に抱く言葉、

「革新することが出来ない人種は、また古い物を保存する事も出来ない」

中国の文学者 魯迅の言葉です

近年気象条件も変わってきていますから、毎年毎年一年生の感覚ですね