2018年4月24日放送

旭山動物園の飼育員、鈴木悠太さん。
年間140万人が訪れる旭山動物園。
実は今、3週間の休園期間中。人気のあざらし館では大掃除が行われています。
「旭山動物園は定休日がないので、この時期に大がかりな掃除をしたり、
ある種、旭山動物園で一番大事な時期かもしれません。」
7頭のゴマフアザラシが泳ぐプールでは、水を抜きながら、コケやゴミなどを丁寧に落とします。
「水が無くなるとアザラシにとって、精神的には良くない。
何回もできることではないので、1回で落としきれるように、しかも素早く終わらせるようにします。」
中でも一番大変な作業は、マリンウェイと呼ばれる円柱水槽の掃除。
「今日は全頭いなくなったので作業が出来たんですけど、
アザラシがマリンウェイにいることも多いので、出来ない時もあります。」
より近づいて健康状態をチェックできるのも、この日ならでは。
「爪とか長くなっていますね。
本当にいよいよ長くなりすぎてまずいと思ったら切ったりします。」
見えない部分にも気を抜かない鈴木さんが、心に思う言葉。

「真心を込めて仕事をすれば、あなたは必ず成功するでしょう」

アメリカの作家 エルバート・ハバードの言葉です。

「動物園の動物っていうのは、飼育係を選ぶことは出来ないので、
僕らの責任としてプールがキレイで、すごいアザラシを見てもらえたらうれしいなって思います。」