2018年7月24日放送

氷彫刻 小阪芳史さん。
パーティーのお客様を迎える、氷の中に花が咲く鮮やかな彫刻。
「氷って透明で光によって表情が変わるので、そこが魅力、面白い所ですね。」
高さ1m、厚さ25cm、135kgの氷を削り、つなぎ合わせて作品を作ります。
「氷によって、硬さ、やわらかさが削った時に違うので、曲線を出したりするのは難しいですね。」
数々の国際コンクールで優勝。氷彫刻の世界で日本を代表する小阪さん。
氷の中に花を咲かせるこの作品には彫像とは違う難しさがあります。
「ドリルで裏から彫っていくので、角度や深さを頭の中で考えます。
そういったところが難しいですね。」
最後に削った穴から染料を入れると、氷の中に花が咲いていきます。
「溶けてなっていく段階で、表情が変わっていくというのは、この氷しかないので、
そのはかなさも氷の魅力です。」
3時間ほどで溶けてなくなる氷の花を作る小阪さんが共感する言葉。

「時は魂の『生命』なり」

アメリカの詩人 ロングフェロー(1807~1882)の詩の一節です。

「来ていただいたお客様に思い出に残る作品をこれからも作っていけたらいいなと思います。」