2019年1月8日放送

バックギャモンプレーヤー 矢澤亜希子さん
4000年前からあると言われる西洋のすごろく“バックギャモン”
矢澤さんは、2014年と2018年の世界チャンピオンです。
「源氏物語や万葉集などにも登場する“すごろく”というのが
バックギャモンのことなんです。」
バックギャモンは2つのサイコロを振って15枚ある駒を全てゴールさせるボードゲーム。
「サイコロの目というのは自分でコントロールができない部分なので、
駒の選択で勝利に導いていく。
勝率1%から逆転したという経験がもう何百回もあるんです。
最後まで希望があるというのがバックギャモンの最大の魅力だと思っています。」
運に左右されるゲームなので、サイコロにも細かな工夫があります。
「普通のサイコロは目の部分が彫ってあって、
6の目の部分が軽くなってしまって出やすくなります。
しかし競技用のサイコロは彫った部分を全く同じ質量で埋めてありますので
どの目も均等に出るようになっています。」
2018年、日本人初となる2度目の優勝を飾った矢澤さんが心に思う言葉、それは…

「おもしろき こともなき世を おもしろく」

幕末の志士 高杉晋作(1839-1867)の言葉です。

「勝てたことが楽しくて続けられたのかなという風に思うので、
連覇ができればいいなと思っています。」