2020年5月12日放送

スラックライン選手、須藤美青さん。
細いベルトの上で演技の難易度を競うスポーツ、スラックライン。
2年前に紹介した須藤さんは、これまで3度、女子世界ランク1位に輝いたプロ選手です。
「スラックラインのベルトは5cm幅なので、芯に乗れていないとすぐに落ちちゃうんです。
そこに“グッ”と乗れた時の感覚が気持ちいいんです。」
強さの秘密は、女子選手としては初めての大技を試合で次々と成功させてきたこと。
「目線の高さが3mくらいになってしまうので怖さはあります。
失敗すると骨折とか結構ありますけど、誰かに新しい技をやられる前にやりたいんです。」
あれから2年。今年の初め、女子には難しいと言われていた
バックで2回転する大技を練習で成功させました。
「ダブルバックフリップにチャレンジした時、最初は少し怖かったんですけど、
出来たことに自分が一番ビックリしました。」
常に新しい技で世界に挑み続ける須藤さんが今、勇気づけられる言葉。それは…

「恐怖に立ち向かおうとする経験をすることによって、
あなたは強さ、勇気そして自信を得るのです」

アメリカ合衆国第32代大統領夫人 エレノア・ルーズベルト(1884-1962)の言葉です。

「コロナが終息し大会が開催されたら、ダブルバックフリップを出して、楽しめるように
頑張りたいと思います。」