2020年9月8日放送

ウインドサーフィン選手、新嶋 莉奈さん。
海面から浮き上がり、まるで飛ぶように進む
「iQフォイル」という新しいウインドサーフィン。
「ウインドサーフィンのボードにはフィンが付いているんですけど、
それの代わりにフォイルというものがついて、スピードが出る。
そういうところがすごく魅力的だなと。」
パリオリンピックから、このフォイルを使ったボードの採用が決定。
新嶋さんは女子でただひとり、パリへ向けての強化指定選手に選ばれました。
「今までのフィンよりも操作がすごく繊細。前に荷重しすぎたら全然浮かないし、
浮きすぎても速くない。荷重の繊細さが難しいです。」
水面から浮かんで進む、この競技ならではの苦労も。
「倒れてしまう時は、浮きすぎてフォイルが抜けて倒れるので、
1m以上の高さから海にたたきつけられる。衝撃がすごく大きいので、
太ももぶつけて筋肉が切れちゃったのか、へこんじゃいました。(笑い)」
素敵な笑顔で風を味方に、波を切って走る、新嶋選手が体現している言葉。それは…

「風波はつねに優秀な航行者に味方する」

イギリスの歴史家 エドワード・ギボン(1737-1794)の言葉です。

「乗る度にどんどん新しい発見があって、乗っていてすごく面白いです。
メジャーなスポーツにして、みんなに楽しさが知れ渡って欲しいです。」