2021年3月23日放送

中華料理店店主、志村一夫さん。
東京・東村山市。ここで愛される、真っ黒な麺料理、“東村山黒焼きそば”。
小学校の給食でも出されるご当地グルメです。
「地元の老舗ソース屋さんなんですけど、イカ墨が原料で黒くなっていまして、
割と甘めのソース自体は、それを60%以上使うのが定義になっています。」
100店舗以上が作る人気メニュー。
こちらのお店では、キャベツやもやしなどの具材に、ソースの味を引き出す秘密が…。
「野菜をいためる時に下味を薄めにちょっと作ってある。
あくまでソースが喜ぶ形にしているんです。」
さらに麺にも、黒い色を際立たせる工夫がありました。
「麺もちょっと太めのものを1回焼いて、それをさらにいためるという形。
麺に味も吸い込むようになります。
見た目の特徴を生かすのもやっぱりコックさんの仕事だから。」
ご当地グルメとして、地元、東村山を盛り上げたいと願う志村さんが共感する言葉…

「小さい夢は見るな、それには人の心を動かす力がないからだ」

ドイツの作家、ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(1749-1832)の言葉です。

東村山を全国区にしたあの人と、夢は同じ…
「志村けんさんと同じ志村なので…、『東村山音頭』が地元に愛されてきているから、
ぜひ、東村山に来たら黒焼きそばを思い出して、食べてみようかなと言うように
全国的に広まればいいんですけどね。」