放送内容

2019年2月 5日 ON AIR

アソコが臭くなる症状と闘った芸人

くしゃみをしただけで猛烈な腹痛に襲われる男性、穴井雄大。
「ガッチキール」というコンビで活動している若手芸人である彼を襲った痛みは、
体のある部分が原因だった。


居酒屋でアルバイトをしながら芸人をしていた穴井。
そんな彼に異変が起きたのは去年の6月だった。


事務所のライブを控えていたある日、どこからか生ゴミのようなニオイがする。
だが部屋に生ゴミは見当たらない...
ニオイのもとを探していると...なんとそれは自分のヘソだった!


この時はあまり気にしていなかったが、
翌朝、腹部に筋肉痛のような痛みが襲った。


やがて笑うと腹筋が痛む...さらに、おならをしても激痛が!
そんな新発見が当初は無性に面白く思えてしまったが、事態は深刻になっていく。


ニオイのもとだったヘソを見てみると、なんとそこから膿が出ていた。
そんな状態が数日続き、いよいよライブ前夜。
ふと出たくしゃみで腹に力が入り、今まで感じたこともないような激痛が!!


そんな状態のため、仕方なくライブを休んだ。
しかし、体調はよくならずその後も痛みは増していった。


一体原因はなんなのか...ついに病院へ向かった穴井。
そこには地獄が待っていた。


100人に2人の尿膜管遺残症


医師の診断は、ヘソの内側に膿が溜まり圧迫することによる激痛だった。
そして原因の膿を吸い出すため、ヘソに何度も器具を挿入される穴井。
これもかなりの激痛だった!!


しかしこれはあくまで応急処置。後日精密検査が必要と医師に言われ帰宅した穴井。
ようやく地獄から解放されると、膿を抜いたおかげか痛みは感じなくなった。
だが、ガーゼを取り換えようとした時...なんとパチンコ玉ほどの膿の塊が!


不安になった穴井は医師に言われた通り精密検査を受けた。
検査の結果、症状の原因は尿膜管遺残症と判明する!


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尿膜管とは胎児期に尿を母体へ排泄するための管のこと。
膀胱のてっぺんからヘソに向かってつながっていて、通常は出生までに
自然に閉じていくものだが、まれに閉鎖がうまくいかないことがある。
それが『尿膜管遺残症』。


尿膜管遺残症はおよそ100人に2人存在すると言われ、
小児期のみならず、成人してからみつかることも多い。


ヘソの内側に膿がたまってしまうこの症状だが、
実はフィギュアスケートの羽生結弦選手も尿膜管遺残症に苦しんでいた1人だった。


2014年12月末。
全日本選手権で見事3連覇を飾った羽生選手。その3日後、尿膜管遺残症のため
緊急入院し、手術を受けていた。


この病で激痛を経験している穴井は、尿膜管遺残症の激痛の中優勝する羽生選手は
本当の超人だと語る。


そんな穴井は、再発を防ぐため手術を受けた。
手術後は何の異常も現れなくなったという。
ヘソに痛みや異変を感じた方は、まずは病院へ!

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