★SAPPORO新春スポーツスペシャル 第87回 東京箱根間往復大学駅伝競走 箱根駅伝

往路 2011年1月2日(日) あさ7時から生中継!
複路 2011年1月3日(月) あさ7時から生中継!

第87回箱根駅伝ダイジェスト

第1区:大手町~鶴見



大手町のスタート地点では、大学名が順にコールされ、20人の選手たちがスタートラインについた。
3連覇を目指す東洋大は主将の富永に代えて、好調の川上にエントリー変更。
今後の戦い方を大きく左右する非常に重要な区間である1区。
近年は、各選手が牽制しあいスローペースになることが多いが、今回はどんな展開になるのか。
往路のスタートは8時。
まもなく正月最大のスポーツイベント、箱根駅伝の幕が開ける。



午前8時、穏やかなコンディションの中、1区のランナー20人が一斉スタート。
まずは注目の1年生、早稲田大・大迫が集団を引っ張る形に。
他校は学生駅伝3冠を目指す早稲田大をマークしているといった展開。
1kmの通過タイムは、2分53秒。
さらにペースを上げ集団を突き放した大迫、そのすぐ後ろには日大・堂本。
この2人が集団から飛び出している。



3km通過地点で、先頭を走る早稲田大・大迫、日大・堂本のタイムが8分48秒。
18人からなる集団のタイムは9分と、12秒差。
距離を重ねるごとに、2人と集団の差はどんどん広がっていく。
先頭の2人の5km通過タイムは、14分32秒
東京農大・松原が引っ張る3位集団は1km3分のペースを守っている。
決して悪いペースではないが、先頭を走る2人との差がどう影響するのか。



昨年の先頭集団とほぼ同じペースで、先頭を走る早稲田大・大迫、日大・堂本。
2人を追う3位集団の7km地点通過タイムは、21分10秒。
依然、1km3分のペースを守っている様子。
駒澤大のスーパールーキー・油布が横に大きく広がる3位集団を引っ張っているが、解説者からは、3位集団は抑え過ぎとの声も。



先頭を走る早稲田大・大迫、日大・堂本の10km地点通過タイムは、29分2秒。
続く3位集団は30分10秒。
1分8秒、およそ400mの差が開いている。
固まっていた3位集団では、駒澤大・油布がペースを上げ、やや動きが見られ始めた。
一方、11.4km付近からペースを上げた大迫に、堂本が着いて行けず、1位と2位の差も開き始めた。
堂本を振り切った大迫は快走を続け、12km通過タイムは34分53秒。
12.5km地点での1位と2位の差は30~40mに。



給水地点を過ぎ、依然、早稲田大・大迫が独走を続ける。
15km地点通過タイムは、43分32秒。
1年生の歴代記録更新も見えてきた。
15.2km地点となる蒲田では、トップを走る大迫と2位を走る日大・堂本の差は28秒。
トップと3位集団の差は2分17秒。
給水地点で転倒のアクシデントがあった東京農大・松原は、大きな問題はない様子。
先頭を走る大迫は、少し顔をしかめているか。
2位を走る堂本は鼻血を流しながらも必死に大迫を追っている。



3位集団に動きが出始めた。
駒澤大のスーパールーキー・油布がペースを上げてきた。
横長だった集団が徐々に縦長になる。
2区に村澤が控える東海大は最下位。
さらに東京農大、明治大が集団から離されている。
下りを過ぎ、山梨学院・松枝、駒澤大・油布、中央学院・塚本による3位争いが白熱してきた。



早稲田大と日大が大きく逃げる展開で幕を明けた第87回箱根駅伝。
早稲田大・大迫が1時間2分23秒と、1年生の歴代最高タイムを塗り替える快走を見せ、2年ぶりにトップで襷リレー。
学生3大駅伝制覇に向けて、好スタートを切った。
53秒開いて、日大が2位。以降、駒澤大、日体大、中央学院、山梨学院と続く。
史上6校目となる3連覇を目指す東洋大は8位で鶴見中継所を通過した。

▲ ページのトップへ

第2区:鶴見~戸塚


前回区間2位だった東海大・村澤、明治大・鎧坂、上武大・長谷川、日大・ベンジャミンら各校のエースが集う花の2区。
トップで襷を受けたのは早稲田大。
53秒開いて、日大が2位でスタート。
17位で襷を受けた拓殖大のエース・マイナは、いきなり14人抜き。
これで一気に3位に。


先頭を走る早稲田大・平賀の5km地点通過タイムは14分13秒。
20位で襷を受けた東海大・村澤は、5km地点通過タイムが14分11秒と、拓殖大・マイナよりも速いペースで追い上げている。
そのまま、16人抜き。早くもマイナの背中を捉えた。
7km地点通過タイムは19分58秒と、村澤はペースを崩さない。
先頭の平賀も村澤のペースから4秒遅れるのみという良いペースで走っている。


8.2km地点となる横浜駅前で、先頭を走る早稲田大・平賀と、2位の日大・ベンジャミンの差は、46秒。
鶴見中継所と比べ、その差が7秒縮まった。
以降、1分31秒開いて、拓殖大・マイナ、東海大・村澤が続いている。
12km付近で、平賀とベンジャミンの差はおよそ300m。
ベンジャミンがじりじりと、その差を詰めている状況。


3位で併走を続ける拓殖大・マイナと東海大・村澤。
10km地点通過タイムは、マイナが先頭の早稲田大・平賀と同じ28分40秒、対する村澤は28分20秒。
勝負は権太坂に。
平賀の15km地点通過タイムは、43分33秒。
快走を続けるが、少し口が開いてきたか。
平賀から52秒遅れて、2位の日大・ベンジャミンが権太坂を通過。
3位争いは、東海大・村澤が抜け出し、拓殖大・マイナは4位に。
5位には明治大・鎧坂が続いている。
3連覇のかかる東洋大が6位。
権太坂を過ぎて、鎧坂がペースをあげ、マイナを振り切り、4位に浮上。
花の2区が大きく動き始めた。


3連覇を目指す東洋大は、権太坂の時点で、トップから2分27秒遅れの6位。
18km地点で、トップを走る早稲田大・平賀と追う日大・ベンジャミンの差は25秒。
平賀の18km地点通過タイムは52分18秒。
20km地点を過ぎて、4位の明治大・鎧坂に食らいついていた拓殖大・マイナの足が止まる。
そんな中、青山学院・出岐が11人抜きの力走。マイナも抜き去り、5位に浮上。
失速したマイナは6位に。


学生3大駅伝制覇のかかる早稲田大は、先頭で襷を受けた平賀が1位を死守。
しかし、2位の日大・ベンジャミンが終盤に猛追を見せ、その差は13秒に。
最下位スタートとなった東海大はエース・村澤の17人抜きとなる力走で、一気に3位に浮上。
以降、明治大、青山学院、東洋大学、拓殖大と続いた。
拓殖大・マイナは好スタートを見せたものの、後半に失速した。
トップから遅れること、5分13秒で全チームが襷をつないだ。

▲ ページのトップへ

第3区:戸塚~平塚


ハイレベルな2区を終え、学生3大駅伝制覇のかかる早稲田大が先頭で3区スタート。
2位の日大は後半の猛追で、トップとの差を13秒に縮めた。
続いて、エース・村澤が区間賞となる力走を見せた東海大が3位。
3連覇を目指す東洋大は現在6位。


レースは、ゆるやかな下りが続く遊行寺の坂に。
後半に備え、ここでは体力を温存したいところ。
先頭を走る早稲田大・矢澤は、5km地点通過タイムが14分23秒と、好タイムを記録。
2位の日大・森谷との差を54秒に広げた。
3位の東海大・元村はトップとの差が1分54秒。
好スタートを切った矢澤が後続との差を広げている。


強い日差しが降り注いでいる中、早稲田大・矢澤は区間記録も狙えるほどの好ペース。
後方では、15位で襷を受けた山梨学院・コスマスが7位に浮上。
その後ろには駒澤大・上野がぴったりとつけている。
先頭を走る矢澤の10km地点通過タイムは、28分53秒。
3位の東海大・元村は、1分近くあった2位の日大・森谷との差を30秒に詰めてきた。


12km地点を前に、2位争いが白熱。
東海大・元村が、日大・森谷をとらえ、そのまま2位に。
6位で襷を受けた東洋大・設楽(悠)は5位に順位を上げたが、すぐ後ろには、山梨学院・コスマスが迫っている。
先頭を走る早稲田大・矢澤のペースは落ちたものの、コスマスは依然、区間新記録を狙えるペース。
そのまま、設楽(悠)を抜き去り、10人抜き達成。
コスマスが5位に。
さらに3位争いも加熱。
明治大・菊地が3位に浮上し、日大・森谷は4位に。


14.4km地点となる茅ヶ崎で、先頭を走る早稲田大・矢澤と2位の東海大・元村の差は1分37秒。
続いて、トップから1分54秒遅れて、明治大・菊地が通過。
以降、日大・森谷、10人抜きの山梨学院・コスマスと続いている。
沿岸コースに入り、矢澤が汗をぬぐう仕草を見せたところから、コースの気温が上昇してきたことがうかがえる。
体力消耗には気をつけたいところ。


先頭を走る早稲田大・矢澤は、少しずつペースが落ちてきた。
心なしか、表情もゆがんでみえる。
そんな中、快走を続ける山梨学院・コスマスは、日大・森谷をとらえ、4位に浮上。
これで3区の歴代2位となる11人抜きを記録。
後方では、東洋大・設楽(悠)と駒澤大・上野による6位争いが熾烈に。
しばらく並走した後、上野が前に出た。
そのまま、森谷をも抜き去り、上野は5位に浮上した。


早稲田大・矢澤は終盤、苦しい表情を見せたものの、1位を守って襷リレー。
2位は、東海大。1年生の元村が力走を見せ、3位から2位に順位をあげた。
続いて、3位に明治大。コスマスが11人抜きを記録した山梨学院が4位に浮上。
コスマスは歴代3位となる好タイムをマークした。
以降、駒澤大、日体大、東洋大と続いた。
3連覇を目指す東洋大は7位に順位を落とした。
2位で3区をスタートした日大は失速し、9位に。

▲ ページのトップへ

第4区:平塚~小田原


依然、早稲田大が1位のまま、4区がスタート。
1分10秒遅れて、東海大が2位。
先頭を走る早稲田大・前田の3km地点通過タイムは8分56秒。
追う東海大・平山は8分55秒と、前田と同じくらいのペースで走っている。
3位を走るのは、明治大・北。4位は、コスマスの力走で順位を上げた山梨学院・伏島となっている。


5km地点付近で、5位の駒澤大・久我に、東洋大・宇野、日体大・本田が追いつき、3選手が並走する展開に。
先頭を走る早稲田大・前田は、7km地点通過タイムが20分38秒と快調なペース。
汗をかいていないところからも、コンディションの良さが伺える。


9km地点となる二宮を早稲田大・前田が通過。
追う東海大・平山は1分32秒差、さらに15秒遅れて、明治大・北が通過。
二宮を過ぎ、5位集団を形成していた駒澤大・久我、東洋大・宇野、日体大・本田の3選手が、4位の山梨学院・伏島に追いついた。
伏島がやや遅れる展開に。


11km地点で、駒澤大・久我、東洋大・宇野、日体大・本田からなる4位集団と先頭を走る早稲田大・前田の差は、1053m。
後方では、二宮を11位で通過した帝京大・西村が、個人のタイムで全チーム中ベストと健闘している。
先頭の前田は依然、快走を続け、東海大・平山との差を広げている。
その差は600m。
勝負のポイントとなる酒匂橋を前に、前田はさらにペースを上げる。
4区のコースコンディションは、風はほとんど気にならないが、少し気温の上昇が気になるといったところか。


15.4km地点となる酒匂橋で、先頭の早稲田大・前田と2位の東海大・平山の差は1分55秒。
9km地点の二宮と比べて、さらに差が開いた。
さらに53秒遅れて、3位に明治大・北。
続いて、4位集団の駒澤大・久我、東洋大・宇野、日体大・本田が通過。
17km地点を前に、宇野が他の2人を振りきり、さらに北も抜き去り、3位に浮上。
東洋大が良いポジションで、エース・柏原につなげそうだ。


トップでたすきをつないだのは、早稲田大。
前田が快走を見せ、2位の東海大との差を大きく広げた。
その差は、2分17秒。
7位スタートとなった東洋大は、宇野が健闘。
2年連続で5区の区間記録を更新している柏原に3位で襷をつないだ。
以降、明治大、駒澤大、日体大と続いている。
15位でスタートした帝京大・西村は区間新記録を達成。
チームを8位に押し上げた。

▲ ページのトップへ

第5区:小田原~箱根・芦ノ湖


往路の最終区間となる5区がスタート。
依然、早稲田大がトップを守っている。
2分17秒遅れて、2位には東海大。
その後ろには、昨年、4分26秒差を逆転した東洋大・柏原がいる。
上位3選手の1km通過タイムは、早稲田大・猪俣が2分54秒。
東海大・早川が2分53秒。2人を追いかける柏原は、2分47秒。
区間新記録を出した昨年のペースを上回るタイムと、スランプを感じさせない走りを見せている。


3km通過タイムが8分44秒と、序盤からとばしている東洋大・柏原は、2位の東海大・早川を猛追。
小田原中継所では37秒あった差が、5km地点となる箱根湯本では、8秒差となった。
スランプを乗り越え、箱根の山で目覚めた「山の神」柏原。
7km地点の手前で、ついに早川を抜き去り、2位に浮上。
箱根湯本で、2分22秒の差があった早稲田大・猪俣を捉えられるのか。


過去2年に比べて、やや暑さが気になる5区。
早稲田大・猪俣は、落ち着いた走りで、9.4km地点となる大平台を通過。
3年連続となる区間新記録を目指す東洋大・柏原は、猪俣との差を1分22秒まで詰めてきた。
柏原の10km通過タイムは、31分26秒。
自らが更新した昨年の区間記録を26秒上回るペース。


12km付近で、先頭を走る早稲田大・猪俣と東洋大・柏原の差は、48秒に。
3位には東海大・早川、4位には、明治大・大江、5位には、駒澤大・井上がつけている。
4区で急上昇した帝京大は6位まで順位を上げている。
14.2km地点となる小涌園を猪俣がトップで通過。
しかし、柏原の足音が聞こえてきた。
いよいよ往路も大詰め。


小涌園の通過タイムは、早稲田大・猪俣が49分12秒。
追う東洋大・柏原が46分51秒。
その差は33秒にまで縮まっている。
東洋大監督からは、早稲田大をとらえろとゲキがとんでいる。
スパートをかけた柏原と猪俣の差は8秒に。
さらに16.2kmを過ぎ、ついに柏原が猪俣を抜き去り、トップに躍り出た。
このまま、柏原が逃げ切るのか。


後方では、城西大・田村が4人抜きの力走を見せている。
そんな田村をも抜き去った國學院大・仁科は5人抜きで7位に浮上。
18.2km地点となる芦之湯をトップで通過した東洋大・柏原と2位通過の早稲田大・猪俣の差は34秒差。
最高地点となる18.6km地点で、柏原と猪俣の差は、距離にして214m。
柏原は、昨年の区間記録からは遅れるものの、好ペースを維持している。


復路に向けて、少しでも差を詰めたい早稲田大・猪俣は、下りで必死の走りを見せている。
21.2km地点となる元箱根で、先頭を走る東洋大・柏原との差を26秒まで縮めた。
しかし、最初に芦ノ湖のゴールテープを切ったのは、柏原。
東洋大が往路の歴代最高タイムを更新し、3年連続の往路優勝を勝ちとった。
猪俣は、柏原から27秒遅れて2位でゴール。


3連覇を目指す東洋大と学生3大駅伝制覇を目指す早稲田大の一騎打ちとなった5区。
3位で襷を受けた東洋大・柏原は、序盤から自身が更新した5区の区間記録を上回るペースで力走。
16.2km付近で、トップを走っていた早稲田大・猪俣を抜き去り、そのままフィニッシュ。
東洋大が3年連続の往路優勝を飾った。
27秒差の2位に早稲田大、3位に東海大。
以降、明治大、駒澤大、國學院大、城西大が続いた。


【往路最終順位】
1位  東洋大
2位  早稲田大
3位  東海大
4位  明治大
5位  駒澤大
6位  國學院大
7位  城西大
8位  中央大
9位  拓殖大
10位 日体大
11位 東京農大
12位 帝京大学
13位 山梨学院
14位 専修大
15位 神奈川大
16位 青山学院
17位 日大
18位 中央学院
19位 学連選抜
20位 上武大

▲ ページのトップへ
第6区~第10区
  • 第1区 大手町~鶴見
  • 第2区 鶴見~戸塚
  • 第3区 戸塚~平塚
  • 第4区 平塚~小田原
  • 第5区 小田原~箱根・芦ノ湖
  • 第6区 箱根・芦ノ湖~小田原
  • 第7区 小田原~平塚
  • 第8区 平塚~戸塚
  • 第9区 戸塚~鶴見
  • 第10区 鶴見~大手町
ページの先頭へ
(c) Nippon Television Network Corporation