かつては箱根駅伝の最長区間であり、各校のエースが集い、ごぼう抜きが繰り広げられることもある華やかな2区。

1キロ地点で先頭を走っていた創価大・ムイルに國學院大・土方、東海大・塩澤、日本体育大・山口が追いつき4人の集団となり2分50秒で通過、2キロ地点では青山学院の1年生・岸本、中央学院・川村、早稲田大・太田が先頭集団に追いつき7人の先頭集団となる。

7キロ地点をムイルが牽引する7人の先頭集団が20分18秒で通過。8キロ地点でトップが変わり土方に、先頭集団はペースが上がり縦長になる。

11キロ地点で1区で出遅れた東洋大・相澤と東京国際大・伊藤が並走する形で10位にまで浮上、先頭集団はペースを上げながら6名で東海道の難所、権太坂の上りに挑む。

権太坂の上り坂にさしかかろうかという先頭集団。
一方、注目の東洋大・相澤、東京国際大・伊藤が駒澤大・山下に迫り、その差はみるみる縮まっていく。14キロを過ぎた地点で相澤、伊藤が共に山下を抜き去った。依然として相澤と伊藤は並走中。

15キロ手前で中央学院が遅れる形となった。先頭集団は5名。國學院大・土方、東海大・塩澤、青山学院・岸本、創価大・ムイル、早稲田大・太田。権太坂を過ぎたところで、創価大が先頭集団から離され、16キロ手前で先頭集団は4人に絞られた。先頭に立っているのは早稲田大。

創価大の後ろについていた中央学院・川村が帝京大・星に抜かれ、6位に帝京大が上がってくる。20キロ過ぎた地点で、青山学院・岸本は1時間6分台をたたき出す可能性が出てきた。ラスト3キロに立ちはだかる上り坂で相澤が並走していた伊藤を離して、川村も抜き去る。

23キロ手前で岸本が塩澤を抜き去り先頭に立つ。先頭集団の4人から抜け出し、1年生ながらトップで襷を渡す。その後早稲田大、東海大、國學院大と相次いで襷リレー。

相澤は1時間5分57秒で区間新記録を打ち出した。