コース紹介

復路

  • 復路
    5区間
    109.6km
  • 復路 6区
    箱根・芦ノ湖~小田原
    20.8km
    山下りの6区
    芦ノ湖をスタートし最初の4.5kmをのぼり切ると、あとは一気に標高差840mの“山下り”。最速100m14秒台というハイスピードでの下りは、選手たちの足に平地の何倍もの負荷がかかる。記録を狙うには残り3キロが鍵。緩やかな下りがまるで上り坂に感じられ、時に痙攣を引き起こすほど選手の脚力を削りとる。下りでは危険を伴うことと、また早朝で気温の上昇も少ないことから給水はない。
  • 復路 7区
    小田原~平塚
    21.3km
    海風薫る7区
    4区と同じく細かいアップダウンがある区間。さらにポイントは、全10区間の中で最も激しいといわれる気象の変化。スタートは山おろしの寒風が吹く小田原、それが海沿いでは海風に変わる。小田原は山間でまだ日陰の9時、平塚へ到着する頃には陽も高い10時台。異なる2つの風、晴れれば急上昇する体感温度への対応と、まさに気象条件との戦いとも言える区間。
  • 復路 8区
    平塚~戸塚
    21.4km
    海から街へ8区
    ここからレースも終盤へ…優勝、シード権争いの行方が見えてくる区間。海沿いをひた走る前半は海風が鍵に、浜須賀から海に別れを告げ内陸の街へ入っていく後半は残り6キロ地点に待つ遊行寺坂の上りが鍵となる。後頭部への陽射しが思わぬ脱水症状を引き起こし失速することもあり、過去には途中棄権もあった。96回大会では、22年ぶりに古田哲弘(山梨学院)が持つ8区区間記録を小松陽平(東海大)が破った。
  • 復路 9区
    戸塚~鶴見
    23.1km
    復路最長の9区
    花の2区の裏返しで復路の最長区間。エース級が配される。スタート直後3キロの下りと、7キロすぎの「権太坂」が勝負を分ける。序盤にアップダウンが連続するため、チーム戦略によりオーバーペース覚悟で突っ込むのか、虎視眈々と力を溜めて入るのか…判断力と実行力が求められ、レースの大きなターニングポイントとなる区間。優勝争い、シード権争いとも、大逆転の舞台になることが少なくない。過去最多の繰り上げは60回記念大会の18校。例年、劇的なシーンが展開される。
  • 復路 10区
    鶴見~大手町
    23.0km
    最終10区
    全長217.1キロを締めくくる最終区間。9人の汗が染み込んだ襷とアンカーの重責を背負って、神奈川・鶴見中継所から東京・大手町フィニッシュ地点を目指す。復路2番目の長距離、上昇する気温、突然吹くビル風などに選手たちは苦しめられる。最後は中央通り~日本橋を抜け、チームメイトが待つフィニッシュへ。87回大会は史上最小21秒差の優勝争いと史上最小3秒差のシード決着。89回大会は予選会からの復活優勝。そして97回大会は3分19秒差から駒澤大が大逆転優勝。数々のドラマを生んできた最終10区、最初にフィニッシュテープを切るのはどのチームか。