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2001年09月11日

テレビ史上初!エリア別細分化差し替えデータCMをスタート


 
2001年9月11日

日本テレビ放送網株式会社
株式会社 ビーエス日本

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 日本テレビ放送網株式会社( 萩原敏雄COO社長 )と、系列BSデジタル放送局「BS日テレ」(株式会社ビーエス日本:漆戸靖治社長)は、広告主の商圏別エリア情報を、7桁郵便番号レベルで木目細かく細分化されたエリア単位で差換えることにより、その商圏エリアの受信機のみに表示させることができる、データ放送CMエリア別差換えサービスをテレビCM史上初めて実施する。
 実施するのは9月13日(木)にBS日テレで放送の「恋のから騒ぎ」(毎週木曜日23:00~23:30放送、提供:トヨタ自動車株式会社)から。

 これにより全国一波のマス媒体であるBSデジタル放送でも、細分化した地区毎に異なるCM情報をテレビ画面に表示することが可能となり、BSデジタルの双方向機能を併せ活用することで、広告主は放送をマス向け広告伝達手段として利用するのみならず、地域レベルでの各拠点、顧客間の直接的販売促進活動にも活用可能。新しいマーケティングツールとしての応用的活用が期待できる。

 BS日テレは「恋のから騒ぎ」番組中の番組連動データ放送(141ch)において、各エリア毎の広告素材と、BSデジタル受信機購入時に視聴者がセットした7ケタの郵便番号によってエリアを識別しそのエリア専用の内容のみを表示させるプログラムを放送する。また「恋のから騒ぎ」女性出演者らの情報をデータ放送内で組合せるなど、視聴者のデータCMへの視聴喚起を行う。

※「恋のから騒ぎ」データ放送概要
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 視聴者は番組視聴中にリモコンの「d」ボタンを押し、「恋のから騒ぎ」情報をデータ放送で楽しみながら、わざわざ選択する面倒な作業なしで自分の居住地に対応したCM情報を見ることができる。
 この「エリア別」CMサービスは、株式会社電通が開発した地区別データ放送運用システム「AD-JIGSAWTM」を利用するもので、その特長は以下の2点。広告主が全国展開する各地販売店が個別にインターネットでデータセンターにアクセスし、各店が独自の広告情報を決定してインプットすればその内容を自店の商圏エリアにCMとして放送することができる。CM中に視聴者から発せられた資料請求などのレスポンスも広告主にその結果をフィードバックでき、広告主はマス広告を通じて販売店と顧客レスポンスを直結したマーケティングが可能となる。
 このCMシステム採用を行なうトヨタ自動車株式会社では、まず試験的に東京、神奈川、愛知地区のトヨペット店約200店で開始し、続いて東京地区のカローラ店、ビスタ店でも、キャンペーン情報等の配信を行なう予定。

 日本テレビおよびBS日テレでは、BSデジタル放送をはじめ来るべき放送のデジタル化を見据え、広告主のエリア別コミュニケーションにも対応したデジタルならではの広告展開支援にいち早く取り組み、これらシステムを用いたエリア別CM展開を、全国流通を持つ広告主、エリア毎に商品展開を実施している広告主等へ積極的に提案、全く新たな広告手法を幅広く展開していく。