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2002年04月15日

弊社 製作作品・劇場用映画「千と千尋の神隠し」 ディズニー配給で今秋・アメリカ公開が決定!



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 先ごろ、第52回ベルリン国際映画祭で金熊賞(グランプリ)を受賞し、また日本国内でも昨年の公開以来ロングランを続け、興行収入日本記録となる300億円(動員2323万人)を突破した、弊社製作の劇場用映画、スタジオジブリ・宮崎駿監督作品「千と千尋の神隠し」(Spirited Away)のアメリカ公開が決定しました。

 米国時間4月11日(日本時間4月12日未明)、ウォルト・ディズニー・スタジオ会長のディック・クック氏とスタジオジブリ代表で「千と千尋の神隠し」のプロデューサー、鈴木敏夫氏は、ウォルト・ディズニー・スタジオが「千と千尋の神隠し」のアメリカでの全劇場/ビデオ・DVD/テレビにおける権利を獲得したことを発表しました。

 また、アメリカで公開する英語吹き替え版のクリエイティブ・コンサルタントを、現在日本でも最新作「モンスターズ・インク」が大ヒット公開中のピクサー・アニメーション・スタジオ社のクリエイティブ部門エグゼクティブ・バイス・プレジデントで映画監督のジョン・ラセター氏が務めることになりました。「トイ・ストーリー」シリーズで有名なラセター氏は宮崎監督の20年来の友人で、以前から宮崎氏の大ファンであることも公言しています。

 今回の契約で、ディズニー社は同映画の日本でのビデオ・DVD発売(2002年夏発売予定)の権利だけでなく、香港・台湾・シンガポール・フランスでの全劇場/ビデオ・DVD/テレビの権利も獲得することになります。

 なお、アメリカでの劇場公開は2002年秋の予定です。公開規模や英語吹き替え版の声優などの詳細は、決まっておりません。

 宮崎監督の作品がアメリカで公開されるのは、前作「もののけ姫」に続き2本目。「もののけ姫」の配給は、ディズニー傘下のミラマックスが担当しました。

 「千と千尋の神隠し」は香港・台湾・シンガポールでは既に劇場公開済みで、フランスでは4月10日に劇場公開しました。