日本テレビ放送網株式会社(本社:東京都港区 代表取締役 社長執行役員 石澤 顕、以下日本テレビ)は、AI業務支援システム「エイディ」の社内開発と運用のテーマにおいて、経済産業大臣賞(日本映画テレビ技術大賞)を受賞致しました。本テーマは、日本映画テレビ技術協会の「技術開発賞」の受賞が決定しておりましたが、経済産業大臣賞(日本映画テレビ技術大賞)は、同協会が主催し選定を行った「技術開発賞」及び「映像技術賞」受賞の中から更に選定された1件となり、当社では2回目の受賞となりました。
 日本テレビでは、今後も積極的な新技術の導入により、魅力的なコンテンツがお届けできるよう更なる開発を進めてまいります。


「授賞式(11月2日)」

■AI業務支援システム「エイディ」
 社内開発したAI業務支援システム「エイディ」は、日本テレビの番組制作や事前準備等、様々なシーンで既に活用されております。AI学習に必要な事前の準備作業時間の大幅な短縮を図り、番組制作におけるCG表示作業の効率化、および映像監視の一部無人化、これまで実現できなかった生放送における背面CG合成など番組制作から送出業務までの幅広い現場の課題を社内要員だけで短時間かつ低コストで次々と解決していることが高く評価され受賞に至りました。今回の受賞以外にも「映像情報メディア学会 技術振興賞 進歩開発賞(現場運用部門)」、「放送文化基金賞 個人・グループ部門 -放送技術-」、「日本映画テレビ技術協会 第75回技術開発賞」、「日本民間放送連盟賞 技術部門 最優秀」の受賞4冠を達成していました。
 

主な特徴

① 番組制作・準備作業の効率化と高度化
・「英語テロップの自動日本語変換」、「競技スコアの自動入力」など番組中のCGオペレーションの自動化を実現しました。
・映像監視を自動化し、より安定した視聴者へのコンテンツ提供を実現しました。
・モザイク処理の自動化による効率的なコンテンツ制作を実現しました。
・CGトラッキング表現のリアルタイム処理を可能とし、生放送での表現を実現しました。

② 生放送における新しいCG合成手法を実現
・グリーンバック等設置できない環境でも背景CGの合成を可能にしました。
・距離推定と組み合わせることで、物体の前後だけでなく物体と物体の間にもCG合成が可能となりました。

③ AI学習準備作業における工夫
・学習用「架空画像の生成」や「ラベリング作業の自動化」により、膨大な時間を要する学習の準備作業を省略し、現場でAIがより気軽に活用できる環境を構築しました。

●受賞者のコメント
★起案/開発/運用 篠田貴之(技術統括局 デジタルコンテンツ制作部)
 エイディは番組表現を豊かにしながら、同時に番組制作の効率化も実現できる為、映像の出口が増加傾向にある今後の放送業界にとって必要な取り組みであると考えております。幅広いシーンにおいて導入が可能なシステムですが、テレビを超え、ボーダーを超えて、様々な業界でもエイディが活躍できるよう、更なる発展に向け、開発を進めてまいります。
 

~経済産業大臣賞(日本映画テレビ技術大賞)の日本テレビの過去の受賞歴~

(2018年度)/ MPTE AWARDS 2019
OAG技術「第95回箱根駅伝」におけるAIを用いた映像表現
画像認識AI応用検討チーム(日本テレビ放送網(株))

以上
日本テレビ放送網株式会社 社長室 広報部