プレスリリース

一覧へ

2005年12月06日

「24時間テレビ28」 福祉車両贈呈式「いつでも、誰でも、どこへでも」 ~自由に移動できる社会を目指して~

 「24時間テレビ」は、1978年(昭和53年)、テレビ誕生25周年を記念し、特別番組として放送が始まりました。そしてテレビの持つ社会的使命の一翼を担うため、「愛は地球を救う」というテーマのもと、支援をする側、される側という従来の関係を離れた、共生という新しい福祉の視点に立ち、自立を支援するための活動を行ってきました。

 福祉車両は、1回目の放送より贈呈を続け、単なる移動手段ではなく、使用する側がより自然に、快適に社会参加が出来るよう、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を重視しながら、28年間進化を続けてきました。

 今年の「24時間テレビ」は、「生きる」をテーマに今年の8月27日、28日に放送され、全国の皆様より10億34万6,999円の募金が寄せられました。

 その中から今年は、全国で入浴車12台、リフト付きバス95台、スロープ付き自動車109台、電動車いす27台、電動四輪車4台の計247台(贈呈額6億8,765万9,313円)が贈呈される運びとなりました。

 これまでの28年間で贈呈された福祉車両は、累計7,673台にのぼります。

 日本テレビ担当の関東地区では、12月2日(金)に、今回贈呈を受ける34団体1個人を招いて贈呈式が行われました。挨拶に立った神成尚亮「24時間テレビ」チャリティー委員会事務局長は、「『24時間テレビ』のチャリティー活動は3本の柱があり、「環境」、「災害援助」と並んで「福祉」は柱のひとつです。全国の皆様から寄せられた募金で購入されていますので末永くお役立て下さい」と述べ、各団体の代表者に目録を贈呈しました。

 続いて、今回、福祉車両を贈呈される方たちを代表して、特定非営利活動法人「横浜移動サービス協議会」副代表 大霜恵子様より謝辞が述べられました。

 「横浜移動サービスネットワーク」は、高齢の方や障害をお持ちの方など、公共交通機関を利用して一人では外出が出来ない方を対象とした移動支援に関わる団体や個人と連携、協働しながら「誰でも移動が自由に出来る社会」を目指して活動してきました。

 大霜副代表は、「『自由に移動すること』は『人が人らしく生きる』ための必須条件です。もっとも安心と安全が要求されるこうした活動が広がるよう、担い手であるボランティアの育成が進むよう、「24時間テレビ」の車を使って活動していきたいと思っています」と述べました。

 この贈呈式の模様は、2006年1月15日(日)放送の「24時間テレビリポート」(日本テレビでは午前5時25分より放送)の中で紹介される予定です。

<問い合わせ>
「24時間テレビ」チャリティー委員会事務局
http://www.ntv.co.jp/24h/