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2008年03月01日

平成19年度 芸術選奨 文部科学大臣賞 受賞!「NNNドキュメント」水島チーフディレクター

 平成19年度の「芸術選奨・文部科学大臣賞」に日本テレビの「NNNドキュメント」チーフ・ディレクター兼解説委員の水島宏明が選ばれました。
芸術選奨・文部科学大臣賞は演劇、映画、音楽など芸術の各分野の優れた業績をあげた者に贈られる賞で、今回は脚本家の三谷幸喜氏、映画監督の周防正行氏、ミュージシャンの細野晴臣氏、落語家の立川志の輔氏らが選ばれました。
 水島の授賞理由は、「セイフティーネットの備えなく拡大した規制緩和が生み出した悲惨な事態を、ドキュメンタリー『ネットカフェ難民 ~漂流する貧困者たち』で見事に描き出し、その意味する事柄の重大さを鮮明に伝えた。これまでの取材においても、理不尽な制度やしきたりに痛めつけられている立場の弱い人たちの眼で問題の確信に迫ってきた」というものです。
 日本テレビとしては1972年の牛山純一、1998年の菊池浩佑に次いで3人目の快挙となります。
 なお、受賞理由のひとつとなったNNNドキュメント「ネットカフェ難民 ~漂流する貧困者たち」(2007年1月28日放送)などは、文化庁芸術祭優秀賞、日本民間放送連盟優秀賞を受賞していますが、水島が番組タイトルのために造語した「ネットカフェ難民」という言葉そのものも、2007新語・流行語大賞でトップ10に選ばれています。また、一連の貧困問題についての報道は、一躍社会問題となり、国や地方自治体が調査やその対策に乗り出すなど、社会を動かしました。
 取材記録をまとめたノンフィクション『ネットカフェ難民と貧困ニッポン』(日本テレビ出版)も大変評判を呼んでいます。

<水島宏明チーフディレクター 受賞コメント>
 「大変名誉ある賞が報道ドキュメンタリーというジャンルに与えられたことが何よりうれしい。これを励みにもっと頑張れという先輩たちのメッセージを受けとめたい」

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「NNNドキュメント'07 ネットカフェ難民 ~漂流する貧困者たち」(2007年1月28日放送)


日本テレビ放送網株式会社 秘書室 総合広報部