コンテンツビジネス局
日テレの多様なスキームを
駆使して作品の質を高め
ヒットさせる!
大好きな映画を多くのプロと
一緒につくる醍醐味
映画プロデューサー
古林 茉莉Mari Furubayashi
2015年入社
文化構想学部 卒
「スッキリ」の番組ディレクターを経て2019年から現部署に。『夏目アラタの結婚』や『恋わずらいのエリー』などこれまで13本以上の映画製作に携わってきました。2025年3月と5月は『女神降臨』が公開!日テレ映画の第一線で活躍しています。
幅広いネットワークが
日テレの一員である強み
これまで携わった作品の中でとくに印象に残っているのが『そして、バトンは渡された』(前田哲監督/2021年公開)です。初めて企画段階から参加して、撮影、仕上げ、宣伝、劇場公開、そしてDVD化や配信などの二次利用と、作品の最初から最後までに深く関わる映画プロデューサーという仕事の魅力を実感しました。それぞれの現場で活躍するプロの方たちが最大限の力を発揮できるよう環境を整え、公開に向け話題を盛り上げていく作業の醍醐味は格別です。映画の製作会社も色々ありますが、テレビ局でもある日テレの強みは、幅広い関係者との結びつきがあること。「ぜひあの人に」と思う方に会い、話を聞いてもらえる環境が叶いやすいという実感も。もちろんその後の展開は自分の能力次第ですが、この環境が大きな強みになっているのは間違いありません。
憧れの堤幸彦監督と
仕事ができるなんて!
2024年に公開された映画『夏目アラタの結婚』では、企画から立ち上げを行いました。そこでずっと憧れていた堤幸彦監督に打診、監督を務めて頂けることになりました。堤監督の仕事は、1つ1つの判断すべてが研ぎ澄まされていて、一緒にものをつくると私まで磨き上げられていく感覚に陥ります。夏目アラタ役を引き受けてくださった柳楽優弥さんは私と同じ90年代生まれで、若い時から活躍されている同年代の星のような存在。そんなすごい人たちとパッションを共有できる喜びは格別です。また原作の乃木坂太郎先生にはこの漫画のできた経緯や、生み出す事の難しさを共有して頂きました。そして先生とやりとりを重ねるなかで、登場人物の「歯並び」の再現という課題が浮き上がってきました。
ヒロインの品川真珠の「歯並び」には、彼女の生育環境などの背景が詰まっており、それが物語のすべてを表現している。難しいけれど可能な限り再現してほしいというオーダーに全力で取り組みました。CGという案もあったのですが、矯正用の超薄いマウスピースなどを参考にしながら、特殊メイクさんと試行錯誤のうえ見事特注のマウスピースを作ることができました。それを付けて演じ切ってくださった黒島結菜さんに感謝です。
色々なプロの考えや努力を集めて一本の映画にしていく総合芸術が映画で、そんなプロたちと一緒にいられる幸せ、それを世に送り出せる幸せを感じながら働いています。
「やりたいこと」に対して
様々なアプローチができる
日テレでは映画製作費は最初から決まっているわけではありません。収益目標を3億円にするか30億円に定めるかで、予算が変わります。その目標も自分達でコントロールしているので、極端に言えば予算も自分で決めることになります。それが難しいですがめちゃくちゃ面白いところかもしれません!大切なのは自身のビジネス感覚で、それを磨くほど作品毎に適切な企画と金額を提案することができ、完成した作品からより多くの収益を生み出すことが可能になるわけです。
つまり日テレでの映画作りの面白さは、大作にあたる大規模作品、ドラマ作品の映画化、アニメ、小規模作品、など最高のエンターテインメント性や作品性を求めながら、様々なアプローチの作品を作っている、そしてどんな作品も大ヒットを目指しているという点です。日テレはマスに向けて日々番組を放送している会社、だからこそマスに受け入れられるノウハウも色々と蓄積している場所だと感じます。そんな会社のなかで、各番組や事業とPRの協力体制を組んでいけることも日テレでの映画作りの大きな利点です。作った映画をたくさんの方に届けたいと思ったときに、社内の協力体制があることは素晴らしい部分だと思います。そして日テレでは映画の地上波放送やHuluでの配信、大手配信会社や海外への販売など二次利用のセールスまで行っています。そこで大事になるのが「作品の生存期間」。映画は大画面用に作られるハイクオリティーな映像コンテンツで劣化が少なく、著作権存続期間も70年あり長く愛されるんです。私の大好きな映画の1つが周防正行監督の『Shall we ダンス?』なのですが、社交ダンスという知らない世界を楽しく教えてくれ、作品的な評価も高く、興行的にも大成功し、30年近く経った今観ても色褪せません。私も『Shall we ダンス?』のような全てを兼ね備えた、何十年も愛される作品をつくれたらと思っています。
ある日のスケジュール
-
09:30
汐留の本社にて脚本の打ち合わせ
監督と脚本家に来社してもらい、
企画が進んでいる映画作品Aの脚本について話し合う。
-
13:00
社食で昼食
今日の昼食は社食で。
早い! 美味い! 健康的! で最近はサラダにハマっています。 -
14:00
映画の宣伝に関する打ち合わせ
早くに出社して陣取った本日の自席にて。
オンライン会議で、先頃撮り終えた映画作品Bのポスターや
PRの方向性について、配給会社の宣伝部スタッフと協議。
-
15:30
オフラインチェック
編集中の映画作品(オフライン)の最新版をパソコンでチェックし、意見を戻す。
編集が進み、音響効果や音楽などが加わるに従ってワクワク感が増してくる。 -
19:30
退社
最近、健康を意識してティップネスの「ボディチェンジプログラム」に
通い始めました!
会社の福利厚生制度で安く受けられます!!
