営業局

家庭と職場、
どちらも大切な
私の居場所

スポットデスク

一色 彩加Ayaka Isshiki

2008年入社
外国語学部 フランス語学科 卒

入社後は営業局CM部に配属。CMの基礎知識を身に付け、半年後にスポット営業部へ異動。2014年春、長男を出産。育休を経て1年後に職場復帰した。

ALL PEOPLE

入社3年目で約100社の
スポンサーを担当

CMには大きく分けて、番組を提供してCMを流す「タイムCM」とそれ以外(番組と番組の間に流れるCMなど)の「スポットCM」があります。私の所属するスポット営業部は、多種多様な企業にスポットCMの放送枠を売る部署です。入社3年目に「渉外」と呼ばれるスポンサー担当となって、音楽会社、化粧品会社、アパレル系企業などを中心に約100社のスポンサーを担当するようになりました。もともと、様々な業界の方々と接することができる職種に就職したいと考えていたので、とてもやりがいのある仕事でした。昨年出産し、現在は社内で「デスク」として働いています。部内に8名いる「渉外」たちからスポンサーの要望を聞いた上で、番組とのタイアップなど的確な企画を提案し、各部署との調整を行う仕事です。出産前に、私自身が「渉外」として経験したことを生かしながら、日々の仕事に取り組んでいます。

一人で抱え込むのは間違い

入社1年目の終わり頃、初めて大きな広告予算を持つスポンサーの担当を任された私は、「自分の力で仕事を成功させよう」と張り切っていました。1億円の契約に結びつけるため、そのスポンサー向けの企画を提案する必要があったのですが、なかなか良いアイデアが浮かびません。提案提出の期限ギリギリまで自分一人で抱え込んだ末、結局私の力では企画を提案できずに、先輩に助けていただきました。勉強、部活、就活と、学生時代は全部一人でがんばって結果を出してきたという自負があったので、仕事でもできないはずはないと思っていたのです。けれど、それは間違いでした。テレビ局の仕事は、いろいろな部署の人が力を合わせて成功させるもの。この一件で、周囲に相談することの大切さを学びました。

早く仕事に復帰したかった

夫の仕事の都合で働き方が変わったり、出産で休職したり。一般的に女性は、結婚するとキャリアの見直しを迫られがちです。そんな時期がいつ自分にもやって来るか分からなかったので、私は1年目から全力で取り組める仕事を希望していました。何も身に付かないまま結婚・出産を迎えることは避けたかったからです。入社5年目に結婚し、7年目に出産。子どもと真剣に向かい合う1年間の育児休暇は楽しくて幸せでしたが、一方で社会に属していない不安感や孤独感から、早く仕事に復帰したいという思いもありました。母親としての自分だけでなく、仕事をしている自分も、本来の私の姿だからです。私は仕事が大好き。家庭と職場、どちらも大切な私の居場所だと思っています。

先輩ママの背中を見ながら

1歳の子どもを保育園へ預け、1年4か月ぶりに職場復帰しました。育児休暇中も職場の人たちと会ったりメール交換をしたりしていたので、復帰はとてもスムーズでした。今は仕事と育児を両立するため、時短勤務を選択しています。日々充実していますが、早く渉外担当に戻って、もっと仕事をしたいというのが本音です。母になって持つことができた新しい視点で、これまでとは違う企画も提案できるのではないかと考えています。仕事と育児の両立は大変なことも多いですが、子育てを経験した先輩たちがいつでも相談に乗ってくれます。仕事も育児も楽しみながら頑張っているそんな先輩たちの姿は、とても励みになりますね。

MESSAGE

あなたの個性を隠さないで

就活では、ありのままの自分を出してぶつかっていきましょう。誰もが、素敵な個性を持っているはず。その個性を隠さずに思い切りさらけだして、自分自身と向き合ってください。自分がどんな時に楽しいのか、嬉しくなるのか、悲しくなるのか...改めて考えてみれば、きっといろいろ見えてきますよ。そして、結婚・出産後も働きたいという学生の皆さんへ。結婚や出産は、ゴールではありません。「子どもが欲しいから」という想いはもちろん大事ですが、それだけで産むのではなく、職場復帰のタイミングや家事・育児の分担など、産んだ後のこともパートナーと一緒によく考えておいた方が良いと思います。

わたしの
「見たい、が世界を変えていく。」

私はどんな時も、自分自身の「見たい! 知りたい! やりたい!」という思いを大切にしてきました。「こんなことをやってみたい!」と先輩に話すことが、大きな仕事を任せてもらえるきっかけとなったりするものです。実際、新しい仕事を任されるたびに私の世界は変わっていきました。まさに「見たい、が世界を変えていく。」なのです。自分の「見たい! 知りたい!」という気持ちに正直に生きることで、新しいことに挑戦できたり、これまでとは違う視点を得られたり...、本当に世界がどんどん広がっていくのです。これからも「見たい! 知りたい!」という好奇心を、ずっと持ち続けていたいですね。