経理局

多様なコンテンツと向き合い、
数字を通じて事業の成長を
サポートする。

有価証券報告書の開示業務、管理会計等を担当

蕪山 浩平Kabuyama Kohei

2021年入社
文学部 歴史文化学科

素材メーカーにて事業管理/営業を経験した後、飲料メーカーのファイナンス部門を経て、2021年に日本テレビに入社。現在は有価証券報告書、管理会計等を担当。

ALL PEOPLE

多様なコンテンツ、
ビジネスを数字で支える仕事

前職は業務の効率化が進んだ専門特化の環境でしたが、そこでの経験を通じて「数字が事業に与える影響を、もっと当事者として深く理解したい」という想いが強くなりました。そのためには、決算から事業支援まで、経理・財務の領域を幅広く、主体的に見渡せる環境が不可欠だと考えたのです。放送局を経理のフィールドとして選んだのは、事業の幅が想像以上に広く、学べる領域もまた大きいからです。ここでは、単体・連結決算や開示といった専門性を深めながら、事業部門の最前線で予算策定や業績予測を支援する管理会計まで、一気通貫で携わることができます。番組、配信、イベント、映画、スポーツ、アニメ…。事業ごとに収益モデルや権利の考え方が全く異なるため、会計上の論点が異なります。現場に近い距離で意思決定の背景を学び、数字を通じてコンテンツの最前線を理解する。専門性を磨きながら事業全体への視野も広げられるこの環境に、大きな魅力を感じています。

「挑戦」と「温かさ」の両立

私にとって、日本テレビの魅力は「挑戦できる環境」と「人の温かさ」の二つに集約されます。前者については、新規事業やM&Aに積極的で、経営層や現場との距離が近いため、経営の中枢に近い領域で挑戦できる機会が豊富にあります。
そして、その挑戦を支えてくれるのが後者の「人の温かさ」です。コンテンツ制作の最前線で活躍するプロデューサーたちが、業界特有のビジネスや知識を部署の垣根を越えて丁寧に教えてくれる文化があります。この温かさは、プライベートを大切にする社風にも表れています。私自身、経理が最も繁忙する決算期に育児休暇を取得しましたが、上司や同僚は快く送り出してくれました。常に新しい知識を吸収して挑戦し続けられると同時に、ライフイベントも大切にできる。安心して自分の力を最大限に発揮できるこの環境こそが、日本テレビ最大の魅力だと確信しています。

変化に合わせて視点を切り替える

この仕事の面白さは、決算・開示といった守りの側面と、事業に深く関与する攻めの側面をダイナミックに行き来し、状況に応じて視点を切り替えられる点にあります。例えば、開示担当としては、各種法令や基準に則り、投資家への説明責任を果たすべく、ミスのない正確性を追求します。その一方で、アニメ事業の担当やアニメ関連グループ会社の監査役としては、業界特有のビジネススキームと向き合い、現場の数字からビジネスの盛り上がりと課題を肌で感じ取ります。会社の根幹を支える「守り」の視点と、事業の最前線に立つ「攻め」の視点。この両軸を自在に切り替えながら仕事に取り組めることに、大きなやりがいと面白さを感じています。

多角的な事業を横断できる経験

日テレ単体だけでなく、グループ全体の数字を横断的に知ることができるのが大きな特徴です。各社の事業モデルや権利・ロイヤリティの流れ、M&Aの検討状況まで一望でき、グループ全体で今何が起きているかを見晴らしよく把握できます 。そういった全体像の理解の元に、経営層の意思決定を支える精度の高い業績レポーティングや、コンテンツ毎の収益性の見える化といった実務にも取り組んでいます。また、日テレの経理だからこそ現場との距離も近く、日々相談を受けながら共に課題解決に取り組み、事業を前に進めている実感を得られると感じています。

ある日のスケジュール

  1. 09:00

    出社

    子供が生まれてから朝型になりました。
    まだ静かな職場で一番頭を使う複雑な会計処理の整理。

  2. 10:00

    管理会計チームの定例

    各部門から集めてきた情報をもとに全社の業績予測について相談。

  3. 11:00

    事業部門の責任者と来年以降の
    価格設定について、会計、税務の観点からリスクを検討

  4. 12:00

    ランチ

    同僚から教えてもらった美味しいチャーハン店へ向かう。

  5. 14:00

    出資を検討している会社について、
    外部専門家から法務リスクの調査報告を受ける

  6. 16:00

    半期決算に向けたトピックを経理部内で確認、
    翌週の監査法人との打ち合わせの準備

  7. 18:30

    退社

これまでのキャリアステップ

  • STEP1

    素材メーカー

    素材メーカーで、事業管理と営業を経験しました。営業では米国や中国への海外営業など貴重な経験もありましたが、数値管理の仕事が自分に向いていると感じました。

  • STEP2

    飲料メーカー

    外資系の飲料メーカーのファイナンス部門で管理会計と制度会計を経験。

  • STEP3

    日本テレビ

    管理会計を中心に、連結決算、開示等の幅広い業務に取り組む。

MESSAGE

会社の信頼を支え、未来を一緒に考える仕事

会社の信頼を支える基盤である「制度会計」の専門性を大切にしながら、その先にある「事業貢献」の面白さを追求できる。それが、この仕事の大きな魅力です。刻々と変化する放送業界では、コンテンツや事業ごとに、前例のない会計論点や投資判断が次々と生まれます。その一つひとつに対して、私たちは現場のクリエイターや事業担当者と深く向き合い、共に最適解を導き出します。このプロセスは、あなたの知的好奇心を刺激し、経理としての専門性をより深く、広いものへと成長させるでしょう。会社の信頼を支える要として、そして事業を共に創る一員として、あなたの力を発揮しませんか。