報道局

誰も知らない
世界の最前線を伝える

中国総局特派員

槻木 亮太Ryota Tsugeki

2008年入社
商学部 卒

中国総局特派員。これまで経済部、政治部記者、『真相報道バンキシャ!』ディレクターを担当。

ALL PEOPLE

世界情勢が変わる現場に立ち会う

中国・北京を拠点に世界中で取材活動をしています。米朝首脳会談が行われたベトナムでは、両首脳を追いかけ撮影。その前段階の実務者協議が行われたスウェーデンでは、北朝鮮の交渉担当者に直撃インタビューするなど、日々世界情勢が変わる現場にいるんだ、と強く感じます。また、関係が改善されてきたとはいえ、まだまだ“近くて遠い国”の中国。世界で存在感を増し続けるこの国を取材し伝えることで、少しでも日本の視聴者の理解が深まっていくことに、大きなやりがいを感じています。

羽生結弦の隠れたストーリーを撮る

2018年のピョンチャンオリンピックで羽生結弦選手の金メダルへの道のりを伝えました。本番の半年ほど前から関連取材を重ね、大手食品会社関係者と関係を構築。羽生選手がケガからの復帰を目指しどのような食事をとってきたのか、日本テレビだけが映像とともに伝える事ができました。そこには、栄養素やカロリーまですべて計算して摂取している姿や、とびきりの笑顔で食事をする人間・羽生結弦のリアルが映し出されていました。競技映像を使って他社と同じように金メダルを報じるのは当たり前ですが、日テレだけがその隠れたストーリーを現地から伝えることが出来たのは、記者冥利に尽きます。

日本テレビは「勝ち方を知っている」

たとえば報道の分野では、権力側が隠そうとする事実にどうアプローチするのかという「取材手法」や、ニュースをどう伝えればより視聴者に届くのかという「表現方法」での成功例の蓄積が、他社に比べ圧倒的に多いと思います。日本テレビにはその蓄積をもとに、より良く改革を行う好循環があります。勝ち方を知っているからこそ、次の成功までの道のりを描くことが出来ます。働く1人1人に、その意識がとても強いです。

ある日のスケジュール

  1. 08:00

    北京中心部のビルにあるオフィスに出社

    中国の新聞各紙に目を通した後、中国の国会を取材へ。

  2. 10:30

    日本の昼ニュースで取材した結果を中継解説

  3. 12:00

    同僚と昼食

    中華料理が中心だが、日本料理を食べることも。

  4. 15:00

    中国外務省の記者会見を取材

    夕方向けに原稿執筆開始。

  5. 16:00

    企画取材に向けたリサーチや
    同僚との意見交換

  6. 18:00

    取材が発生しなければ、
    「news every.」終了とともに退社

MESSAGE

わくわくする“軸”を探す

自分がこれまで、どんなことにわくわくしたのか、振り返ってみてください。過去のことでなくても、これからやってみたいと想像するだけで心が弾むようなことを見つけてほしいです。わくわくすることをやり続けることで「社会を変えていく」ことが、人生のモチベーションになると思います。あとはそれをどうアピールするかを必死に考えるだけです。私が一緒に働きたいと思うのは、そうした“軸”がある人だと思っています。

わたしの
「見たい、が世界を変えていく。」

世界中がまだ知らない、中国の“光と影”が見たいです。世界一流の国家を目指している中国では、経済成長や技術革新が続き、国民生活が驚くほどのスピードで向上しています。一方で少数民族の人権問題や経済成長に取り残された人々の貧困問題など、見過ごせない「影」も抱えています。そんな“光と影”の姿を伝えたいです。中国当局は外国メディアである私たちに対して取材妨害を行うこともありますが、その中でも伝えるべきことは臆さずに取材していきたいと思います。