
新入社員の声
Voices
2025年
新入社員の声 Vol.23
2025.10.29 wed
PROFILE
アナウンス部門
社会科学部 卒
五十嵐 にいかIgarashi Niika


Q.1
アナウンサーを志したきっかけは?
A.
東日本大震災の際に、アナウンサーが淡々と情報を伝える姿を見たことがきっかけです。下校しているときの道が生き物のように動いているのを見て、恐怖から冷静さを保てませんでした。そんな時、唯一アナウンサーの言葉だけが耳に入ってきて、動揺している家族を前に「私がしっかりしなくては」と思い直したことを覚えています。高校では放送部として伝える技術を学びました。アナウンスのみならずラジオドキュメンタリーの制作に携わり、取材・編集・発表を経験しました。伝えることの難しさと奥深さ、伝わった瞬間の喜びを知った初めての経験です。「人の想いを人のために自分の言葉で伝えられる仕事につきたい」という想いが深まりアナウンサーを目指し始めました。
卒業旅行で行った与論島
Q.2
アナウンサーを目指すうえで、
学生時代に頑張ったこと、
準備したことは?
A.
千葉県の中でも本格的なアナウンス技術を学べる放送部がある高校に進学。コンテストで全国優勝することを目指し、部員と切磋琢磨してきました。しかし、放送部で最も力を入れた活動は毎日の校内放送です。20分間の生放送の中で、先生のインタビューや地元の情報、天気や株価まで伝えます。毎日のように校内を駆け回り、放送に向けて400文字の原稿を作成。取材のアポイントメントから聞いてくれる人を増やすための工夫まで、日々考えながら仲間と作り上げてきました。みんなで一つのものを作る楽しさとやりがいを実感した経験です。
試験が始まる前、日本テレビに慣れるために1人で遊びに来たときの写真。
ここで働きたいと決意を決めた瞬間です。
Q.3
採用試験の際、ES・エントリー動画
・面接などで心掛けたことは?
A.
自分らしく今できる100%をやりきることを大切にしていました。必死に準備をして想いを伝えることは大切です。しかし「上手にこなさなくては」と、から回ってしまったこともありました。そこで、不完全な自分を取り繕おうとせず、ありのままでやりきろうと決めました。試験中に失敗してしまっても、できないなりに今できる100%をやりきる。緊張していたら強がらずに、素直に緊張を伝える。試験が続いている以上「ご縁」が続いていると信じてやりきってこそ「運」を引き寄せられると感じました。
友人に撮ってもらったエントリー写真。
後悔が残らない写真を撮るために2000枚以上撮ってもらいました。
Q.4
日本テレビや同期について、
雰囲気や感じていることを
教えてください。
A.
研修や日々の業務を通して、先輩方からアドバイスをいただき、自分に足りない部分や成長すべきポイントが明確になりました。新入社員研修が終わってから3か月以上たった現在、同期は「会えるとほっとする」存在です。初めてお会いする方と初めてのお仕事をする日々。その中で、予定を合わせてランチに行くことも。お互いの業務内容からプライベートまで多岐にわたる話題で盛り上がる時間がリフレッシュにつながります。職種は違えど新入社員ならではの想いを打ち明けあうことができる同期がいることも仕事への原動力になります。
全体研修で屋上を見学。
みんなで一緒にいられる時間が長いようで短く同期との大切な思い出になりました。
Q.5
アナウンスの仕事に興味がある人、
アナウンサーを目指す人たちに一言!
A.
私も夢のスタートラインに立ったばかりで、毎日が学びの連続です。初めての仕事で壁にぶつかることもありますが、そのたびに考えることが自分の力になっていると感じます。そして、先輩方からいただいた言葉は人生の指針になりますし、仕事に込められた責任の大きさはやりがいにもつながっています。
挑戦するか迷ったときこそ、前に進む勇気を持ち続けてほしいです。挑戦の只中にいる方は、評価に一喜一憂せず、自分のままで全力で追いかけてください。私もまだ走り出したばかりですが、同じ夢を持つ仲間として、みなさんの挑戦を心から応援しています。
就活を終えた後、一人旅で見つけた新たな趣味、スキンダイビング。
緊張から解放され、自然と一体になれる感覚が大好きです。
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