2019年2月27日(水)
加須市立昭和中学校(埼玉・加須市)

ご存じの方も多いでしょう、加須と言えば、「ジャンボこいのぼり」です。薄曇りの中、駅前には町のシンボルである「こいのぼり」が飾られていました。

この日、加須市立昭和中学校には、いろいろな企業の人が集まっていました。昨夏に計画した中学2年生向けの職業体験学習が猛暑の影響で中止になってしまったため、その代わりに、様々な企業に出前授業をお願いし、学校内で一斉に開催するという試みだったそうです。松尾芭蕉ではありませんが、「隣は何をする人ぞ」。くるっと校内を回ってみたところ、「街づくり」をテーマにしたものや、「健康」や「医療技術」を説くもの、「指揮者の仕事とは?」や「音大生の生活」まで、実に多彩な授業が行われていました。最近は企業の出前授業を一斉開催するこのようなスタイルは増えてきているそうです。

そこで気になるのは「情報の海の泳ぎ方」の人気度です。冒頭、思い切って「皆さん、この授業は希望で受けているものですか?」と聞いてみたところ、中ほどに座っていた男子生徒が大きく頷いてくれて、ホッと一安心。腕まくりをして授業をはじめました。

生徒の感想です。

  • ・僕は毎日のように「情報の海」に飛び込んでいますが、今回の授業で「事実を確認すること」「自分の頭で考えること」が、海の「泳ぎ方」であるとわかりました。
  • ・フェイクニュースには普通のニュースと違って「おかしいな」と思うところがあるようなので、自分も勘を働かせてフェイクニュースを見分けていきたいです。
  • ・グループワークでは、疑問は浮かびましたが、解決するためにどこに何を聞けば良いのか、それを考えるのが難しかったです。ニュースを見る目が少し変わるなと思いました。

授業終了後の短い時間で感想を寄せてもらいました。皆さんの将来に少しでもお役に立てていたら幸いです。

(担当/林)

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