2019年3月7日(木)
文京区立第六中学校(東京・文京区)

この手つき!まさに記者だと思いませんか?

今回の日本テレビの出前授業「情報の海の泳ぎ方」は、読売新聞と初めてのコラボ授業となりました。「アカデミー講座」(!)と題した授業時間に2時間分のお申し込みをいただきましたが、当日の都合で1時間分しか受け持てず困っていたところ、「それなら後半はうちがやりましょう!」と読売新聞が助け舟を出してくださり、1時間目は日本テレビ、2時間目は読売新聞というコラボレーションが実現しました。生徒が持っているこの手帳は、私たちが「記者手帳」と呼んでいるもので、机のようなものがない場所でも、さっと取り出しメモがとれるサイズです。読売新聞の出前授業は、この「記者手帳」を小道具として使いながら、インタビューのポイントを押さえ、最後は実際に記事を書いてみるという実践的な内容でした。


先生を相手にインタビューする読売新聞記者

前半の日本テレビの授業では、その取材の基本の考え方を用いて、「適切な情報の取り方」について講義しました。この日の生徒は3年生。日頃からインターネットも使いこなしているようです。「Twitterで情報を得る時は、必ずリプライを見て真偽の判断をしています。全員が騙されるようなウソは見抜けませんが、大体はわかります」という生徒もいました。さすがは現代の中学生です。道具を使いながら、その道具の使い方を自ら考えていくことができているのだと感じました。

後日いただいた感想では、「テレビ局や新聞社の仕事の大変さがわかった」と書いてくれた生徒が多くいました。確かに仕事ですから大変であることはその通りではありますが、現代の子供たちは、確立された方法もない中で、インターネット上にある無数の情報の中から、有益な情報とそうでない情報を選り分けていかなくてはならない時代を生きているわけですから、「いやいや、むしろそちらのほうが大変ですよね」とお返事をしたくなりました。私たちも「今の時代に即した情報の確かめ方」を日々模索している最中でもあります。立っているところは、メディア側も生徒側も似ているということを実感した授業となりました。

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