2020年9月28日(月)
東京都立成瀬高等学校(東京・町田市)

事前の打ち合わせのために学校を訪れたのは、授業実施の10日ほど前。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、先生方は対応に追われていました。時差通学、部活動の縮小、教室内の日常的な消毒、それから、変則を余儀なくされている大学入試の情報収集・・・。こうした状況のもと、貴重な1時限分を「情報の海の泳ぎ方」に割いていただけることになりました。対象は3年生、約280人です。


(廊下には「アマビエ」の絵が貼られていました)

フェイクニュースと呼ばれるようなニセの情報は、社会が混乱している時に出回り、あっという間に拡散します。今回も、新型コロナウイルスに関してネット上で広がったニセ情報を紹介しながら授業をスタート。確かな情報を得るにはどうしたら良いのか、ニュース原稿の読み解き方をヒントにして考えてもらいました。

途中、私たちのリモート技術への未習熟が原因で、一部の教室で、動画の再生がうまくいかないトラブルがあり、一部の生徒・先生にご不便をおかけしました。反省。

生徒の感想を一部ご紹介します。

  • ・SNSだけでなく、全てのニュースを本当かウソか判断する力が必要だと思いました。
  • ・正しい情報を得続けるために、自分の中で信用できる情報源の把握が大切だと思った。
  • ・テレビ側はインターネットを悪者にしたいと思うが、テレビでも印象操作や過剰な報道があり、良くないと思っている。
  • ・自分は事実を話そうとしていても主観を含んでしまいがち。ミスリードには気をつけたい。情報発信者は何らかの目的を持っているということは覚えておくべきと感じた。

テレビもメディアとして厳しい目で見られていることをひしひしと感じました。1回1回の貴重な出会いで得た声です。信頼できるメディアと感じてもらえるよう、私たちも自分たちの仕事と真摯に向き合っていきます。

(担当/林)

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