学校帰りの
無理難題を突き付けられて頭を抱える静は、教員たちに相談。校長・
一方、教頭・
そんな中、生徒のためになりふり構っていられない静は、脇坂のことを聞くため森口のマンションを訪ねるが…。事態は予期せぬ展開へ!果たしてイジメの真相とは!?そして静と学園に最大のピンチが迫る!!
静の突然の訪問に驚く森口は、学校を休んでいる理由を答えないばかりか、脇坂の名前を聞いた途端に顔色を変え、静に向かって「私はあなたが嫌いです。なんで嫌いな人間に協力しなきゃいけないんですか?」と口をつぐんでしまう。
すると翌日、森口は突然学校に現れ、新庄に「またよろしくお願いします」と今まで通り協力を仰ぐ。しかし新庄は「もう私はあなたに協力はできません」と森口を拒絶し…。
2年10組の教室では、彩華から事情を聞いたクラスのみんなが、静を助けるために脇坂のイジメ情報を調査。しかし、誰に聞いてもイジメの話は一切出てこない…。そもそも脇坂はいつも独りぼっちで、印象の薄い生徒だった。彩華が言うには、中学時代の脇坂は明るく冗談ばかり言って、クラスでも一目置かれる存在だったようだが…。
ますます頭を抱える静は、脇坂から「もっと本気になってください」と急かされてしまう。「明日の夜8時までにここに僕をイジメた人間を連れてきて謝らせてください」という脇坂。それができなければ、脇坂は自分の手で復讐を始めると言う…。
翌日、静は藁にも縋る思いで森口を呼び止める。いくら聞いても「協力したくない」の一点張りの森口に、静は「いい加減にしろ!!私のことが好きとか嫌いとかどうでもいいんだよ!あなたも教師ならそんな自分の感情の前にまずは生徒のことを考えなさいよ!」。静の説教にうろたえる森口は観念するが、実は森口も脇坂がイジメられているところを見たことがないという。
そんな森口のスマホに脇坂からメッセージが…『どうですか?麗美静の様子は?』。森口はこっそり脇坂とつながっていたのだ…!
タイムリミットが迫る中、どうすることも出来ない静のもとに、浦見が愛花を連れて来る。静の説教のおかげで憑き物が落ちた愛花は「今まで本当にごめんないさい」と、妹の死を静のせいにしていたことを謝罪すると、「今日の本題は別の件…脇坂春樹のことよ」。実は愛花も、脇坂から同じことを言われたという。1年の終わり頃、脇坂から「自分をイジメた人間を見つけてほしい」と頼まれた愛花。しかし、いくら調べてもイジメの事実を発見できず…。そんな中、妹のことがあり学校を辞めてしまった愛花は、脇坂から信じられないことを言われたという…「つまんないなぁ…。先生がいなくなったら、からかう相手いなくなるじゃないですか」。脇坂のイジメは全くのデタラメで、教師をからかって遊んでいるだけだったのだ。一体何のためにそんなことをするのか?それは愛花にも分からないという。
夜8時。約束の時間に静が現れず、イラ立つ脇坂。次なる手口を考えて静を困らせようとする脇坂に、森口が「もういいだろう?その辺で」。しかし脇坂は「僕に協力してくれるって約束してくれたじゃないですか?」と、75名の『強制退学者リスト』をチラつかせる…。新庄が捨てたリストを、脇坂はこっそり拾っていたのだ。「バラされたくなかったら…もっと僕に協力してください」――。
翌日、静の前に脇坂が現れ、「なんで昨日来なかったの?」。静は「全部ウソなんでしょう?何が目的で教師をからかってるのか知らないけど…あなたの言ったウソは最低よ!」と一喝。「もうこんな遊びは終わりにしましょう」と言って去って行く。気に入らない脇坂は森口に、「あの先生、からかいがいがありますね。面白いこと思いついちゃいました」。
それから数日、脇坂は何も行動を起こさず、森口も再び学校に来なくなった。久々に平和な時間を過ごす静は「正直…今…快適!!」……が、それもつかの間、森口が作った『強制退学者リスト』が世間に流出してしまい…。
次週いよいよ最終回!名新学園を巻き込む最大の事件が幕を開ける――!!