STORYストーリー

第3話2019.03.30

再び再び、披露宴の開宴10分前。新婦のウェディングドレスが汚れた頃――。

新婦・茉莉の伯父である新谷大悟(金田明夫)がスピーチを暗記しようとしている。 「おい、スピーチの原稿」 横柄に妻の里子(原日出子)に命じる大悟。頭にはベッタリ整髪料がついているのに、「あと、頭のアブラも」と取りに戻らせるなど、里子を家政婦扱いだ。



宴席のテーブルでも、大悟は里子を腐して笑いを取る。親族たちの手前、合わせて笑う里子だったが、本心ではこんな夫に辟易としていた。そんな二人の様子が気になっていた愛は、里子の発したある言葉に、ピクリと反応する――「あなたって、どうしてそうなの?」



愛は青柳に話す。その言葉は、熟年離婚の危機が迫っていることを示す、言わば「イエローカード」だと。そして大悟に、事態はあなたが思っているより深刻だと伝えるが、“昭和の男”な大悟は耳を傾けようとせず、スピーチのことばかり気にしている。機嫌を直すどころか、ついに口論になってしまう大悟と里子。整髪料を要求する大悟の態度にブチ切れた里子は、テーブルのオリーブオイルを大悟に注ぎかけ、愛が恐れていた、離婚宣言に等しい「レッドカード」の言葉を、とうとう口にした――!



果たして、大悟のスピーチはどうなる? 熟年離婚寸前のこの夫婦は、そしてこの披露宴は、どうなってしまうのか……!?



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