ストーリー

(ひびき)(竹内涼真)が矢で射ち抜いた相手は、なんと来美(くるみ)(中条あやみ)だった!あまりの衝撃に言葉を失う響だが、意識のない来美は一刻を争う容態で……。

その頃、施設の前では、甲本(こうもと)(マキタスポーツ)と佳奈恵(かなえ)(飯豊まりえ)が等々力(とどろき)(笠松将)を人質に、自衛隊と対峙。一触即発の状態の中、桑田(くわた)(浅香航大)は佳奈恵の言葉によって駐屯地への疑問を抱き始める。


駐屯地では、首藤(しゅとう)(滝藤賢一)の監視下にあるジアン(玄理)は、首藤が駐屯地の避難民に打たせているという、『ワクチン』の正体が気にかかり……。


一方、響の前には妹の仇を討とうとした勝利(しょうり)(田中奏生)が現れる!自暴自棄になり、自ら命を差し出そうとするが……。

そんな中、駐屯地から島に意外な人物がやってくる!それは、首藤の行動を不審に思い、駐屯地から逃亡して来た人物、桑田だった……!


そんな中、紹子(しょうこ)(安藤玉恵)の容体が悪化! しかし必要な抗生剤は島にはない!もう一度駐屯地に乗り込むのは危険な状況の中、紹子を撃ってしまった責任を感じる勝利は、ある提案をする……。

様々な思惑が錯綜する中、響たちは抗生剤を手に入れるために駐屯地との交渉を始める。しかし、無線機で交渉に応じたのは、あまりにも意外な相手だった!

! 注意 !以下、を含みます

駐屯地側から響の交渉に応じたのは……なんと来美!来美は致命傷を負いながらも駐屯地で処置を受け、驚異的な回復力を見せていたのだった……。お互いの声を聞き、こみ上げる思いを隠しながら無線で取引を行う二人。紹子を救うための勝利のアイデアとは、自分の身と引き換えに駐屯地から抗生剤を手に入れるというものだった。交渉の場に医師の来美も同席することを約束させた響は、最後に来美にだけ伝わるメッセージを残し、通信を終える。それは響が今も来美を愛していることを意味していて……。

そんな中、来美は駐屯地で『ワクチン』を接種した人々の容態がおかしいことに気付き始める。首藤はただの副作用だと言っているが……。疑問を持った来美はジアンから、冷凍保存装置の中に入っていたのはワクチンでも検体でもなかったことを聞く。真実を知るため、首藤を問い詰める来美。存在しない『ワクチン』を餌に、人々を操っていた首藤は、冷凍保存装置に入っていた“ある物”を響が台無しにしたことで響に恨みを抱いていた……。“ある物”の正体を見せられた来美は戦慄する!!

翌朝——— 。紹子の看病に当たっていた御前崎(おまえざき)(宇野祥平)は、紹子の元夫が残した手帳に『緊急シェルター』、そして『73.4』という数字が書いてあるのを見つける……。同じ頃、刀集団の坪井(つぼい)(小久保寿人)たちもまた、ある発見をしていた。それはラジオのチャンネル『73.4』から流れてくる声。その声は「こちらはシェルター『希望の家』。生存者を探している」と呼びかけていた。

その日、響は抗生剤を手に入れるため、取引場所の横須賀マリーナへ。駐屯地側からは自衛官の(さわ)(堀家一希)と来美が進み出る。来美との再会に万感の思いがこみ上げる響。しかしその時、沢が響に銃を向ける!仲間と連携し、駐屯地の自警団メンバーを制圧する響たち!無事薬を手に入れた響は、来美に手を差し伸べ、「一緒に帰ろう」と微笑みかけるが……。その手を取るかに見えた来美は、なんと落ちていた拳銃を拾い……!?「さよなら」とつぶやくと、なぜかその銃口を響に向けるのだった!!

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