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15世紀、「百年戦争」のフランスを救った勝利の女神、ジャンヌ ダルク。 彼女が生まれたのは、ロレーヌ地方の小さな村・ドンレミー。 麦畑が広がる豊かな大地に、ジャンヌ ダルクの生家があります。 |
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14世紀から15世紀にかけ、 フランス全土で繰り広げられた、イギリスとの戦い。 その長きに渡って民衆を苦しめていた戦争の最中に、 ジャンヌは、平凡な、ごくふつうの農家の娘として生まれました。 |
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幼い頃から、家の手伝いをよくしていた彼女の一日は、 羊の糸を紡いだり、泉へ水を汲みに行ったり…。 日曜日には信仰心の篤い両親と、隣の教会へ赴き、神に祈りを捧げるのです。 |
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しかし、穏やかな日々は、長くは続きませんでした。 相次ぐ戦火に見舞われ、着の身着のまま家族と逃れたジャンヌが見たもの、 それは、無惨に壊された家々、荒れ果てた畑…。 |
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彼女は祈ります。 小さな胸を痛めながら、懸命に。 |
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そして、―――13歳の真夏。 突然まぶしい光とともに、神の「声」が響いてくるのです。 |
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「ジャンヌ、フランスを救いなさい… 兵を率いて、戦いなさい」 |
| ディレクター日記 |
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■来週の「心に残る家」は、 プッチーニをお送りします。 |