フランク・ロイド・ライト(2)  建築家の学校「タリアセン・ウエスト」

(2006/1/25放送)


アリゾナの砂漠の真ん中に、
建築家、フランク・ロイド・ライトが築いた理想郷があります。
タリアセン・ウエスト。


ここはライトの仕事場であり、
弟子たちと共同生活を営んだ場所です。


   
大自然のなかに創造力を求めた彼が、
この未開の地にやってきて、
妻と34人の弟子とテント暮らしを始めたのは70歳のこと。


   
   
長い歳月を掛けて誕生した夢の結晶は、
設計室、居住区、コンサートホールなどの総合施設。


   
 
ライトは弟子たちに、建築とは何かを伝えようとしました。
ときに激しい議論を戦わせながら、
彼自身も若者から多くを学びとっていきます。


共に生きるということは、共に感じあうこと。
皆で食事をしたり音楽に耳を傾けながら、
新たな発想力を育んでいくのです。


 
「自然のまっただ中、ここが建築家の『学校』だ」


   
タリアセン・ウエストではいまも若者たちが学び、
そして巣立っていきます。
ライトの志を継ぐ者たちが。


フランク・ロイド・ライト(2)  建築家の学校「タリアセン・ウエスト」

(2006/1/25放送)

今回の放送のBGM♪
「TAKE IT TO THE LIMIT」唄 EAGLES
次回(2月1日)の『心に残る家』は
パオロ・ソレリ 創造者としての始まり『砂漠の家』
をお送りします。
お楽しみに。