ライト兄弟  「空への夢を抱き続けた家」

(2006/3/8放送)


あの鳥のように自由に飛びたい。
そんな人類の遥かな夢を現実としたライト兄弟の工房が、
ここ、ミシガン州にあります。


   
兄弟は自転車屋を開業しながら、
見果てぬ夢を描き続けました。
兄・ウィルバーと弟・オービル。


 
 
朝早くから日が落ちるまで、手を真っ黒にして働いた2人。
酒も煙草もやらず家庭すら持たなかった彼らに、
仕事後、待ち望んだ時間がやってきます。
それが飛行機づくりでした。


 
 
今から100年以上も前、
名だたる発明家や科学者たちが、
次々と飛行機開発に失敗していました。
専門知識のないライト兄弟に成功する筈はないと見下す者もいます。


 
しかし彼らは何度失敗を重ねても、たゆまぬ努力を続けます。
どんなときでも希望を失わず、未来を信じてー。


そして、その時はやってきたのです。
1903年12月17日、完成したフライヤー1号は、空へと舞い上がります。
僅か36メートルの飛行。
しかしそれは人類の遥かな夢を乗せた、壮大な一歩でした。


ライト兄弟  「空への夢を抱き続けた家」

(2006/3/8放送)

今回の放送のBGM♪
「HEART WITHOUT A HOME」唄 WESTLIFE
次回(3月15日)の『心に残る家』は
リンドバーグ
をお送りします。
お楽しみに。