エカテリーナ2世
JekaterinaU(1729〜1796)
 ドイツのシュテッティン(現在はポーランド領)に貴族の娘として生まれた。1745年に、第10代ロシア皇帝 エリザベータの甥でロシア皇太子でもあったホルシュタイン大公ピョートルと結婚した。1962年にエリザベータが死去すると夫ピョートル3世としてロシア皇帝に即位する。2人はドイツで育ったためロシア文化に不慣れであったが、エカテリーナ2世は努力してロシア貴族の人気を得ていた。 一方、夫ピョートル3世はロシア貴族に不人気でロシアの習慣にも全く馴染もうとしなかった。1762年7月、エカテリーナ2世は近衛部隊やロシア正教会の支持を得て在位6ヶ月のピョートル3世を追放すると自ら女帝に即位した。豪放磊落で派手好みのエカテリーナ2世はボリショイ劇場や離宮エルミタージュ宮殿(現在のエルミタージュ美術館)の建設にも熱心であった。
close