ベルトルト・ブレヒト
Bertolt Brecht(1898〜1956) 劇作家
 ヘーゲルの提唱した弁証法やマルクス主義の影響の元に、独自の演劇理論を生みだした。代表的な戯曲としては、クルト・ヴァイルが作曲した『三文オペラ』、『セチュアンの善人』、『肝っ玉おっ母と子供たち』、『ガリレオ・ガリレイの生涯』などが挙げられる。また、詩、小説、評論の分野にも多くの作品を残している。
社会主義者でもあったブレヒトは、第二次世界大戦中にアメリカ合衆国へ一時期亡命。戦後帰国し、自ら劇作・演出を行い、作品を発表していった。
ブレヒトの手法はイギリスや日本の演劇界に影響を与えており、日本では特に1950年代から1960年代の演劇にその影響が強い。
close