ディレクター日記〜伊藤博文(2006/8/23放送)〜 さて今回は伊藤博文の生家です。彼は初代内閣総理大臣として有名ですが、意外にも出身は武士ではなく農民です。茅葺き屋根の日本家屋、裏庭には井戸があり、中の土間にはかまどと水瓶そして博文の母親が使っていたハタ織り機が今も残っています。まさに絵に描いたような貧しい「農家」です。この小さな家から最終的に日本のトップにまで上りつめるのですから、明治時代というのは本当に波瀾万丈で面白い時代だったのだと思います。昭和の時代、彼は「千円札の顔」としておなじみでした。正月にワクワクしてお年玉袋に入った彼の顔を眺めたのを思い出します。平成の今、野口英世に感動はあるのでしょうか。 |