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アルベルト アインシュタイン
Albert Einstein(1879〜1955) ドイツ生まれの物理学者。ウルムに生まれる。 「思考とは驚きからの絶えざる飛翔である」といっているが、その驚き体験と思考の内面化が幼い時から顕著であった。「自伝ノート」にあるように、4〜5歳のとき父から小さなコンパス(羅針盤)が与えられ、その針が一定方向を向くのに驚く。自然には何か隠された力が働いているに違いないと確信した。 12歳のときに手にしたユークリッド平面幾何学の本から、三角形の各頂点からおろした3垂線が1点で交わるという定理の明晰さに驚く。 破産してイタリアに移住した両親を追って、ミュンヘンのギムナジウムを中退、スイスのチューリヒ工科大学に入学。ベルンの連邦特許局を経て、1909年以降チューリヒ、プラハ、ベルリンの各大学で研究を続ける。 33年ナチスに追われて渡米。終生プリンストン高等研究所員として未完成の統一場理論に挑戦。39年、ルーズベルト大統領宛てに核爆弾の可能性についての手紙を書く。1955年に、プリンストンの病院において死去。 死の直前に署名した、核廃絶を訴えるラッセル アインシュタイン宣言がその後のパグウォッシュ会議に結びついた。 |