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バルト海に面した、ポーランド最北の地・フロンボルク。 一年のうちで冬が一番長い、この北の大地に、空を仰ぐように建つ 赤レンガの建物があります。 その名は、「コペルニクスの塔」。 16世紀に「地動説」を唱えた天文学者・コペルニクスが、30年の半生を暮らし 研究を続けた場所です。 |
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コペルニクスは、物静かで控えめな、心優しい人でした。 教会の領土を管理する役人として働いていたのですが 医者でもあった彼は、仕事の合間に、診察もしていました。 貧しい人たちからは、薬代すら受け取らないで。 |
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寒い夜には、お気に入りの暖めたワインを片手に 輝く星たちを観察したコペルニクス。 |
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美しいものすべてを包み込んでいる空 それ以上に美しいものがあるだろうか |
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![]() ♪『悲愴〜アダージョ カンタービレ』 作曲:ベートーヴェン 歌:Susan Osborn 次回(3月13日)の『心に残る家』は フェラガモ『再出発を誓った宮殿』 をお送りします。お楽しみに。 |