ル・コルビュジエ Le Corbusier、1887〜1965 建築家
スイスのラ・ショード・フォンで生まれ、フランスで主に活躍した建築家。鉄筋コンクリートを利用し、装飾のないスムーズな外面処理、伝統から切り離された合理性をモットーとしたモダニズム建築の提唱者。彼の思想は世界中に後継者をうみ、1960年代にモダニズム建築は絶頂を極めた。 近代建築の四大巨匠(フランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエ、ヴァルター・グロピウスと共に)の1人とも呼ばれる。代表作サヴォア邸はコルビュジエの主張する近代建築の5原則(ピロティ、屋上庭園、自由な平面、水平連続窓、自由な立面)を体現している。 都市計画の分野でもパリ市街を超高層ビルで建て替えようという主張をした。低層過密な都市よりも、超高層ビルを建て、周囲に緑地を作ったほうが合理的であるとするもので、パリでは採用されなかったが、これ以降の各国の都市計画に大きな影響を与えている。

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