ウジェーヌ・ドラクロワ
Eugene Delacroix(1798〜1863) 画家
 フランスの19世紀ロマン主義を代表する画家である。劇的な画面構成と華麗な色彩表現は、ゴッホをはじめとして多くの画家たちに多大な影響を与えた。
1798年、パリ近郊のシャラントンに生まれた。父は外交官シャルル・ドラクロワだが、実の父親はナポレオン帝政下などで外務大臣を務め、ウィーン会議のフランス代表として知られるシャルル=モリス=ド=タレラン・ペリゴールだといわれている。
新古典派の画家ゲランに入門し、1822年、『ダンテの小舟』でサロン(官展)にデビューした。1830年の七月革命に際しては、『民衆を導く自由の女神』を制作している。
1830年代以降は、リュクサンブール宮、パリ市庁舎など、政府関係の大建築の装飾を数多く手掛け、1863年に死去するまで旺盛に制作を続けた。
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