フランツ シューベルト
Franz Schubert(1797〜1828)
作曲家、ウィーン近郊の生まれ。
少年時代は宮廷礼拝堂合掌団員として神学校で学び、並外れた学才を示して作曲も始める。31年の生涯を友人の詩人や音楽家に支えられて送った。
初期ロマン派の音楽家として抒情性にあふれた美しい旋律を淀みなく生み出し、とくに「糸を紡ぐグレートヒェン」(1814)、「魔王」(15)、歌曲集「美しき水車小屋の娘」(23)、「冬の旅」(27)、「白鳥の歌」(28)など歌曲における後世への貢献は測りしれない。他に、ピアノ五重奏曲「鱒」(19)、弦楽四重奏曲「死と乙女」(24)、交響曲第8番「未完成」(22)など
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