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夏目漱石
(1867〜1916) 小説家 夏目漱石(本名、夏目金之助)は1867 、江戸牛込馬場下横町(現在、新宿区喜久井町)に生まれた。幼くして養子に出された。 東京帝国大学卒業後、明治28年(1895)4月、漱石は松山中学校へ英語の教師として赴任した。漱石の俸給は校長よりも高く、月額80円という破格の待遇だった。松山はのちに『坊っちやん』の舞台となる。 明治33年(1900)から明治35年(1902)まで、英国へ留学。 帰国後、東京帝国大学などで教鞭を取るが、明治38年(1905)、ホトトギスに『吾輩は猫である』を連載、明治40年(1907)には教職を辞し朝日新聞社に入社する。以後、朝日新聞に『虞美人草』、『三四郎』、『それから』、『門』、『彼岸過迄』、『行人』、『こゝろ』、『道草』、『明暗』などを連載。 大正5年(1916)12月9日、胃潰瘍のため死去。 |