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岡本 太郎
(1911〜1996) 日本の前衛美術家。東京都生まれ。 父は、漫画家の岡本一平、母は歌人で作家の岡本かの子。 1929年東京美術学校(現東京芸術大学美術学部)へ入学したが、半年後に中退、両親と一緒にパリに渡る。31年パリ大学哲学科に入学。ジャン・アルプらの前衛的な芸術運動に加わって活躍。39年、パリ大学を卒業。40年ドイツ軍のパリ侵攻と共に帰国。 徴集されて中国戦線へ。戦後は、二科会会員になってシュールな絵画を発表する一方で「対極主義」を提唱し、若い美術家や作家に大きな影響を与えた。 欧米の模倣を嫌い、とくに古代人の生命力に傾倒していく。74年以降は、タレントとしても人気に。89年フランス政府から芸術文化勲章を受ける。 生涯独身だった。 |