放送内容
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2006 / 12 / 20
松尾芭蕉
日本

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「奥の細道」の旅のなか立ち寄った家
 
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317年のむかし、
五月雨が二人の旅人の足を止めていました。
俳人・松尾芭蕉と曾良が
「奥の細道」に旅立って47日目のこと。

二人は、山里のこの家に一夜の宿を求めていました。

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仮寝の宿で芭蕉は、想っていました。
「住み慣れた江戸を捨て、自分はなんと遠くまで来たものか」
泥のように深い旅の疲れが、
芭蕉の心を挫いていたのかもしれません。

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全てが止まったような静寂。
しかしそこには馬の息遣いや
小さな虫たちの命の手ごたえがありました。

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「蚤虱(のみしらみ)馬の尿(ばり)する枕元」

虫や獣は一心不乱に生きている。
人間も数多の命の一つに過ぎないのであれば
迷うことなく自然の中に身を委ねてみよう。

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朝日が昇る頃、芭蕉は再び歩み始めました。
更なる「自然の心」と出逢うために。

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国:
人:
日本 山形県最上郡最上町
松尾芭蕉 「奥の細道」の旅のなか立ち寄った家

今回放送のBGM

曲名:
作曲:
コード:

ナルトとヒカル〜火影と国王
増田俊郎
SVWC-7383 Aniplex