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2013/03/06 音楽家を志した地 |
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音楽の都、ウィーン。この地で、偉大な作曲家 ヨハン・シュトラウス二世は、生を受けました。 |
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少年、シュトラウスが尊敬していたのは、 作曲家として活躍する父、ヨハン・シュトラウス一世でした。 |
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いつしかシュトラウスは、 父親のような音楽家を目指すようになります。 しかしその苦労を知るが為に猛反対した父。 二人の間には溝が生まれ、互いを避けるようになりました。 |
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やがてシュトラウスは１８歳のとき、この店で、 指揮者としてデビューを飾りました。 |
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えんび服に身を包んだ彼は、緊張のなか、 思いの丈を込めてタクトを振ります。 |
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そのメロディーに、ホールは興奮のるつぼと化しました。 そして彼がアンコールに選んだ曲は、 かつて心がすれ違った、父の作品だったのです。 |
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「私の父は 神のご加護を受けた 偉大な音楽家だった」 |
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後に１９世紀を代表する作曲家となる、ヨハン・シュトラウス二世。 彼の眼差しの先にはいつも、父の背中があったのかもしれません。 |
| 国：オーストリア ウィーン カフェ・ドムマイヤー・カジノ 人：ヨハン・シュトラウス二世 音楽家を志した地 |
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曲名：春の声
曲名：ローレライン=ラインの調べ 作曲：ヨハン・シュトラウス一世 |
