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2020/03/11 「放浪記」原点の地 |
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大正１３年、作家・林芙美子は 因島を目指していました。 |
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別れた恋人を追って、彼の故郷にやってきた芙美子。 せつない思いを抱えながら、彼の姿を探します。 |
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町の高台にある神社に続く石段。 |
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彼が勤める造船所を一目見ようと、 石段を上がりました。 |
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ここから、彼の勤め先を 目に焼きつけたといいます。 |
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この失恋の痛みを、彼女は日記にしたためました。 それが「放浪記」の原点になったのです。 |
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「浅い若い恋の日なんて うたかたの泡よりはかないものだと思った」 （「放浪記」より） |
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林芙美子が、恋の痛みを知った島。 「放浪記」のはじまりが、ここにありました。 |
| 国：日本 広島県因島 人：林芙美子 「放浪記」原点の地 |
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曲名：キンモクセイが香る
作曲：帆足 圭吾 |
