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2022/01/05 未来への願い |
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初代将軍家康が隠居した駿府城の城下で、 徳川最後の将軍、慶喜は暮らしました。 |
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謹慎生活を経てここに辿り着いたのは 明治２年、３３歳のとき。 |
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慶喜は自ら造った庭で、茶の湯を楽しんだり、 |
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写真を撮ったり、 己の趣味に没頭します。 |
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時代が移り変わっても影響力を残す彼には、 政界や社交界から数多の誘いがありました。 |
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しかし慶喜は穏やかな暮らしを大切に、 終生表舞台に戻らなかったのです。 |
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そんな慶喜の姿勢を、長く仕えた 渋沢栄一はこう記しました。 |
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「維新は思慮にとむ慶喜公の “恭順”によって成しとげられた」 |
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徳川慶喜の思いは、 平和と安らぎをもたらしました。 今日の日本の礎となって。 |
| 国：日本 静岡県静岡市 人：徳川慶喜 未来への願い |
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曲名：善人長屋
作曲：羽岡 佳 |
