オーギュスト ロダン
Auguste Rodin(1840〜1917)
フランスの彫刻家。パリの刑事の家に生まれ。
14歳のときから公立の学校で素描と彫塑を習うが、国立美術学校の入試には3度挑んで失敗した。
装飾職人として働き、1875年のイタリア旅行の頃から独立した彫刻家として意欲的に活動し始め、77年のサロンでデビューする。
80年に政府から「地獄の門」の制作依頼を受け、結局、門は完成されなかったものの、この制作から「考える人」など多くの名作が誕生した。89年には印象派の画家モネとニ人展を開催し、近代芸術を担う存在であることを示した。