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始皇帝
(紀元前259〜 紀元前210) 中国 初代皇帝 古代中国の帝王。もともと秦の王であり、紀元前246年 〜紀元前210年の間在位。紀元前221年、初めて中国を統一し、自ら皇帝と称した。 郡県制の採用、度量衡(度=長さ、量=体積、衡=重さ)の統一、貨幣の統一、文字体の統一(篆書)などを行なう。 この時に造られた貨幣(半両銭)が円形に四角の穴で、後々まで貨幣の基本の形になる。 モンゴル高原の遊牧民族の討伐にも乗り出し、当時の匈奴の侵入に備え、従来の長城を修築、連結して何千キロにおよぶ万里の長城に仕立て上げた。 匈奴に30万の軍勢を、南の南越に50万の軍勢を派遣したと言われている。 晩年は不老不死を欲し助言者を登用し政治は乱れ、50歳で病死。 皇帝になってからの在位はわずか11年だった。 |